King Crimson
TOP HISTORY MEMBER MUSIC#1 MUSIC#2
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In The Court Of The Crimson King (クリムゾン・キングの宮殿) (1969)☆☆☆

In The Court Of The Crimson King 1.21st Century Schizoid Man (21世紀の精神異常者ミラーズ)
2.I Talk To The Wind(風に語りて)
3.Epitaph(エピタフ)
 a.March For No Reason(理由なき行進)
 b.Tomorrow And Tomorrow(明日又明日)
4.Moonchild(ムーン・チャイルド)
 a.The Dream(ドリーム)
 b.The Illusion(幻想)
5.In The Court of the Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)
 a.The Return Of The Fire Witch(帰ってきた魔女)
 b.The Dance Of The Puppets(あやつり人形のおどり)

Robert Fripp (G)
Ian McDonald (Reeds,Wiidwind,Vibes,Key,Mellotron.Vo)
Greg Lake (B,Lead Vo)
Michael Giles (Ds,Perc,Vo)
Peter Sinfield (Words、 Illumination)
 ビートルズの最後のアルバム《アビーロード》にとってかわってNo.1に輝いた傑作デビュー作品。一挙にトップグループの仲間入りを果たした。異様な雰囲気のジャケットがまた素晴らしい。
 ヴォーカルといい、音といい、絶妙な構成といい、動静のバランスといい、全てがお気に入りの曲。代表作の1曲目の〈21st Century Schizoid Man〉はイントロがダイナミックで強烈。乗りの良い展開で迫力満点。フィナーレも急にテンポが早くなり心地よい。2曲目の〈I Talk To The Wind〉は静かなナンバーで、グレックのヴォーカルが印象的。3曲目の〈Epitaph〉は哀愁漂う名曲。中盤のインストルメンタル部分がとても切なくて心にしみる。4曲目の〈Moonchild〉は、前半はエフェクトをかけたヴォーカルがメロウな感じ。後半のインストルメンタル部分は神秘的で実験的要素があるサウンド。そしてラストの〈In The Court of the Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)〉は今聞いてもゾクソクしてしまう。見事までの壮大な曲展開。静と動のバランスのとれたコントラスト。終わり方もイイ。全く衰えのない傑作だ。
UKチャート5位、USAチャート28位

▲UP

In The Wake Of Poseidon (ポセイドンのめざめ) (1970) ☆☆☆

In The Wake Of Poseidon 1.Peace-A Beginning(平和/序章)
2.Pictures Of A City (冷たい街の情景)
3.Cadence And Cascade(ケイデンスとカスケイド)
4.In The Wake Of Poseidon(ポセイドンのめざめ)
5.Peace-A Theme(平和/主題)
6.Cat Food(キャット・フード)
7.The Devil's Triangle(デヴィルズ・トライアングル)
 a.Merday Morn(マーディ・モーン)
 b.Hand Of Sceiron(ハンド・オブ・セイアン)
 c.Garden Of Worm(ガーデン・オブ・ワーム)
8.Peace-An End(平和/終章)

Robert Fripp (G,Mellotron、Devices)
Greg Lake (Vo)
Michael Giles (Ds)
Peter Giles (B)
Keith Tippet (Piano)
Mel Collins (Sax,Flute)
Gordon Haskell (Vo)
Peter Sinfield (Words)
 1stアルバム後にイアン・マクドナルドとマイケル・ジャイルズが抜けて発表になった作品。
 1曲目の〈Peace-A Beginning〉は静かすぎる感じで始まる。2曲目の〈Pictures Of A City〉は一転してエネルギッシュなイントロから始まり、ジャズっぽい演奏が印象的。途中で急に静まったかと思う終わり方がクリムゾンらしい。3曲目の〈Cadence And Cascade〉はメロウな印象のナンバー。4曲目の〈In The Wake Of Poseidon〉はタイトル曲でもあり、前作の〈In The Court of the Crimson King〉に似通う荘厳な展開の楽曲で素晴らしい。5曲目の〈Peace-A Theme〉では再び静寂な世界が創出される。6曲目の〈Cat Food〉は現代ジャズ風の斬新なサウンドを聞かせてくれ奇怪な世界を演出する。7曲目の〈The Devil's Triangle〉は組曲で、静寂なイントロから始まり、単調なフレーズを繰り返しながら徐々に盛り上がり、最後には狂気の世界へと誘う。最後の〈Peace-An End〉はグレックの寂しい歌声が印象的に終了する。
UKチャート4位、USAチャート31位

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Lizard(リザード) (1970) ☆☆☆

Lizard 1.Cirkus (Including "Entry Of The Chameleons")(サーカス インクルーディング:カメレオンの参上)
2.Indoor Games(インドア・ゲーム)
3.Happy Family(ハッピー・ファミリー)
4.Lady Of The Dancing Water(水の精)
5.Lizard(リザード)
 a.Prince Rupert Awakes(ルーパート王子のめざめ)
 b.Bolero - The Peacock's Tale(ピーコック物語のボレロ)
 c.The Battle Of Glass Tears(戦場のガラスの涙)
 @.Down Song(夜明けの歌)
 A.Last Sklrmish(最後の戦い)
 B.Prince Rupert's Lament(ルーパー王子の嘆き)
 d.Big Top (ビッグ・トップ)

Robert Fripp(G,Mellotron,Ely-Key,Devices)
Mel Collins (Flute,Sax)
Gordon Haskell (B,Vo)
Andy McCulloch (Ds)
Peter Sinfield (Words,Picture)
<Guests>
Robin Miller (Oboe、Cor Anglais)
Mark Charig (Cornet)
Mick Evans (Trombone)
Keith Tippet (P,Ele-Piano)
Jon Anderson (Vo)
 メンバーチェンジが頻繁に行うグループであるが、2st後、グレッグ・レイクがEL&P結成の為、またピーター・ジャイルズも脱退した。そのためか、ゲストが多く参加している。
 1曲目の〈Cirkus〉はアコースティックが印象的な不気味な雰囲気の楽曲。2曲目の〈Indoor Games〉はサックスがフィーチャーされたジャズ風の単調なナンバー。3曲目の〈Happy Family〉では左右のサウンドが異なり、独創的な音の空間が広がる。4曲目の〈Lady Of The Dancing Water〉はフルートが印象的な静かでのどかな曲。5曲目の組曲〈Lizard〉は静寂なイントロから始まり、次第に盛り上がっていく。途中から感傷的な雰囲気なり、ラストは幻想的に終える大作だ。
UKチャート30位、USAチャート130位

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Island(アイランズ) (1971) ☆☆☆

Island 1.Formentera Lady(フォーメンテラ・レディ)
2.Sailor's Tale(船乗の話)
3.The Letters(レターズ)
4.Ladies Of The Road(レディーズ・オブ・ザ・ロード)
5.Prelude: Song Of The Gulls(プレリュード:かもめの歌)
6.Islands(アイランド)

Robert Fripp (G,Mellotron、Peter's Pedal Harmonium,Sundry Implements)
Mel Collins (Flute、B-Flute、Saxes、Vo)
Boz(B、Lead Vo, Chorecgraphy)
Ian Wallace(Ds,Perc,Vo)
Peter Sinfield (Words、Sounds、Visions)
<Guests>
Keith Tippett (Piano)
Paulina Lucas (Soprano)
Robin Miller (Oboe)
Mark Charig (Cornet)
Harry Miller (String B)
 初期の頃を目指したような作品。作品全体感には欠けるが、ジャズにクラッシックにブルースにロックが互いに拮抗している。動と静のバランスがよく、1曲ごとの完成度は高い。
 2曲目の〈Sailor's Tale〉はサックスが印象的で神秘的なジャズ風のサウンド。
3曲目の〈The Letters〉はパワフルなナンバー。4曲目の〈Ladies Of The Road〉はゆったりしたヘヴィーなサウンドを聴かせてくれる。5曲目の〈Prelude: Song Of The Gulls〉は牧歌的でのどかな雰囲気で異色作。6曲目の〈Islands〉では静寂な世界が広がり、ピアノとトランペットが切なく響くのが印象的。
 UKチャート30位、USAチャート76位

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Earthbound(アースバウンド) (1972) ☆

Earthbound 1.21st Century Schizoid Man(21世紀の精神異常者)
2.Peoria(ペオリア)
3.The Sailors Tale(船乗りの話)
4.Earthbound(アースバウンド)
5.Groon (グルーン)

Robert Fripp (G)
Mel Collins (Alto, Tenor & Baritone Saxes; Mellotoron)
Boz Bass (G, Vo)
Ian Wallace (Dr)
 1972年6月9日にリリースされた本作品はピート・シンフィールド脱退後のアメリカ・ツアーのライブ・アルバムである。アンペックスのカセットで録音された音源を使用しているため音は著しい。
UKチャート1位

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Lark's Tongues In Aspic (太陽と戦慄)(1973) ☆☆☆

Lark's Tongues In Aspic 1.Larks' Tongues In Aspic, Part1(太陽と戦慄 パート1)
2.Book Of Saturday(土曜日の本)
3.Exiles(放浪者)
4.Easy Money(イージー・マネー)
5.The Talking Drum(ザ・トーキング・ドラム)
6.Larks' Tongues In Aspic, Part2(太陽と戦慄 パート2)

Robert Fripp (G,Mellotron、Devices)
David Cross (Vn,Viola、Mellotron)
John Wetton (B,Vo)
Bill Bruford (Ds)
Jamie Muir(Perc,Allsorts)
 イエスのビル・ブラッフォードが移りメンバーも大幅に入れ替わり、第3期の幕開けを告げる傑作。
 1曲目の〈Larks' Tongues In Aspic, Part1〉は静と動のバランスが見事な楽曲。2曲目の〈Book Of Saturday〉はしんみりとしたナンバーでフィリップの声が印象的。3曲目の〈Exiles〉はのどかな雰囲気が漂う。4曲目の〈Easy Money〉はエレルギッシュなイントロから静かなサウンドへと変化する中期の名曲。最後の笑い声が面白い。5曲目の〈The Talking Drum〉は小さな音楽が続き、後半から次第に激しくなっていくインストルメンタル。6曲目のタイトル曲〈Larks' Tongues In Aspic〉は聞き応えがある中期の代表作で、サウンドが更に完成度がよくなっている。
 UKチャート20位、USAチャート61位

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Starless And Bible Black (暗黒の世界) (1974) ☆☆☆

Starless And Bible Black 1.The Great Deceiver(偉大なる詐欺師)
2.Lament(人々の嘆き)
3.We'll Let You Know(隠し事)
4.The Night Watch(夜を支配する人)
5.Trio(トリオ)
6.The Mincer(詭弁家)
7.Starless And Bible Black(暗黒の世界)
8.Fracture(突破口)

Robert Fripp (G,Mellotron,Devices)
David Cross (Vn、Viola,Key)
John Wetton (B,Vo)
Bill Bruford (Ds,Perc)
 この作品は1973年秋のツアーにおけるライブ・レコーディングと、1974年にロンドン・エアー・スタジオでの若干のレコーディングがミックスされている。
 1曲目の〈The Great Deceiver〉は激しいイントロから始まるインパクトのある曲で歯切れが良くて気持ちよい。変わって2曲目の〈Lament〉は静かに始まり次第にアップテンポに変化しゆく。3曲目の〈We'll Let You Know〉はしんみりとした出だしから始まるベース音が印象的な楽曲。4曲目の〈The Night Watch〉はジョン・ウエットンの泣かせる歌声が聞けるしんみりとしたナンバー。5曲目の〈Trio〉はヴィオラが印象的なインストルメンタル。のんびりとした楽曲。6曲目の〈The Mincer〉は不気味で静寂な雰囲気。インストルメンタルの7曲目の〈Starless And Bible Black〉と8曲目の〈Fracture〉はお気に入りナンバーで、重厚で暗い雰囲気、動と静のバランスがよくとれた作品。この傾向が次回作にも引き継がれる。
 UKチャート28位、USAチャート1位

▲UP

Red(レッド) (1974) ☆☆☆

Red 1Red(レッド)
2.Fallen Angel(堕落天使)
3.One More Red Nightmare(再び赤い悪夢)
4.Providence(神の導き)
5.Starless(スターレス)

Robert Fripp (G,Mellotron)
John Wetton (B,Vo)
Bill Bruford (Ds,Perc)
<Guest>
David Cross (Vn)
Mel Collins (Soprano Sax)
Ian McDonald (Alto Sax)
Robin Miller (Oboe)
Marc Charig(Cornet)
 私はクリムゾンの中で大好きな作品。残念なことに発表と同時にフリップによって解散宣言がなされた。
 1曲目のインストルメンタルの〈Red〉はタイトル曲でもあり、重厚なギターを中心に奏でるサウンドがずしりと響き心地よい。2曲目の〈Fallen Angel〉は曲名のようにヴォーカルが寂しく響く曲。3曲目の〈One More Red Nightmare〉はオドロオドロしいイントロから始まる重たい曲。4曲目の〈Providence〉はインストルメンタルで無機質な感じがイイ。そして〈Starless〉は悲哀と未練たっぷりの感じの曲。ゆっくりとしたサウンドでフィナーレに向かって盛り上がっていく。
UKチャート45位、USAチャート1位

▲UP

USA (1975) ☆☆

USA 1Larks' Tongues In Aspic Part II(太陽と戦慄パートII)
2.Lament(人々の嘆き)
3.Exiles(放浪者)
4.Asbury Park(アズベリーパーク)
5.Easy Money(イージーマネー)
6.21st Century Schizoid Man(21世紀の精神異常者)

David Cross (Violin,Key)
Robert Fripp (G, Mellotron)
John Wetton (B,Vo)
William Bruford (Per)
 本作品には、《RED》 レコーディング前の当時のクリムゾン最後のアメリカ・ツアーからのライブ・テイクが収録されている。2002年には30th Anniversary Edition、リマスター+2曲追加収録と言う形でCD化されている。
UKチャート1位、USAチャート125位

▲UP

Discipline(ディシプリン) (1981) ☆☆☆

Discipline 1.Elephant Talk(エレファント・トーク)
2.Frame By Frame(フレーム・バイ・フレーム)
3.Matte Kudasai(待って下さい)
4.Indiscipline(インディシプリン)
5.Thela Hun Ginjeet(セラ・ハン・ジンジート)
6.The Sheltering Sky(シェルタリング・スカイ)
7.Discipline(ディシプリン)

Robert Fripp (G,Devices)
Adrian Belew (G,Lead Vo)
Tony Levin(Stick,B,Support Vo)
Bill Bruford (Batterie)
 ロバート・フリップ、エイドリアン・ブリュー、トニー・レヴィン、ビル・ブラッフォードは1981年に入り”ディシプリン”のグループ名で活動を行うが、突如”キング・クリムゾン”と名称を変更し発表された作品。当時私は、サウンドが大きく変化していたものの、7年ぶりの復活と新たな方向性に大いに喜んだ。全体的に早いテンポの曲が多く、同じフレーズが繰り返し使いながら、巧みに変化させゆくサウンドが気持ちいい。
 1曲目の〈Elephant Talk〉は心地よいリズムのナンバーでエイドリアン・ブリューの声が印象的。2曲目の〈Frame By Frame〉もアップテンポの曲で乗りが良いナンバー。3曲目の〈Matte Kudasai〉は日本向けの作品。4曲目の〈Indiscipline〉は激しく重いインストルメンタル。5曲目の〈Thela Hun Ginjeet〉は再びアップテンポのサウンド。6曲目の〈The Sheltering Sky〉は幻想的なインストルメンタル曲。7曲目の〈Discipline〉もインストルメンタルで、新しいクリムゾン・サウンドを見出すナンバーだ。
UKチャート41位、USAチャート45位

▲UP

Beat(ビート) (1982) ☆☆

Beat 1.Neal And Jack And Me(ニール・アンド・ジャック・アンド・ミー)
2.Heartbeat(ハートビート)
3.Sartori In Tangier(サートリ・イン・タンジール)
4.Waiting Man(ウェイティング・マン)
5.Neurotica(ニューロティカ)
6.Two Hands(2つの手)
7.The Howler(ザ・ハウラー)
8.Requiem(レクイエム)

Robert Fripp (G,Organ、Frippertronics)
Adrian Belew (G,Lead Vo)
Tony Levin (Stick、B、Support Vo)
Bill Bruford (Ds)
 前作の全く延長にあり、聴きやすい作品。1曲目の〈Neal And Jack And Me〉軽快で心地よい。
 2曲目の〈Heartbeat〉はポップ的要素の強い楽曲。4曲目の〈Waiting Man〉はテンポの刻みが切迫するようで感じ。また重厚なサウンドが気持ちがよい。5曲目の〈Neurotica〉は虚無的な雰囲気。6曲目の〈Two Hands〉は虚空に響くヴォーカルが印象的。7曲目の〈The Howler〉はヘヴィーな仕上がり。インストルメンタルは3曲目の〈Sartori In Tangier〉と8曲目の〈Requiem〉では、新クリムゾン・サウンドがよく解る仕上がりで、暗く重たいサウンドが素晴らしい。
 UKチャート39位、USAチャート45位

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Three Of A Perfect Pair(スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー) (1984) ☆☆

Three Of A Perfect Pair 1.Three Of A Perfect Pair(スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペアー)
2.Model Man(モデル・マン)
3.Sleepless(スリープレス)
4.Man With An Open Heart(マン・ウィズ・アン・オープン・ハート)
5.Nuages (That Which Passes, Passes Like Clouds)(ヌアージ)
6.Industry(インダストリー)
7.Dig Me(ディグ・ミー)
8.No Warning(ノー・ウォーニング)
9.Larks' Tongues In Aspic Part III(太陽と戦慄パート3)

Robert Fripp (G)
Adrian Belew (Vo,Fretted&Fretless G)
Tony Levin (B,Stick、Synth,Background Vo)
Bill Bruford (Aco&E-Ds)
 新生クリムゾンの3部作「ディスィプリン」「ビート」に続く作品で、この三部作形式で新生クリムゾン・サウンドを打ち出した感がある。
 1曲目のタイトル曲〈Three Of A Perfect Pair〉では、いきなりヴォーカルから始まり新生サウンドを見せる曲である。2曲目の〈Model Man〉はまったりとした感じ。3曲目の〈Sleepless〉での変拍子がクリムゾンらしい。5曲目の〈Nuages〉は不気味な雰囲気の単調な楽曲。6曲目の〈Industry〉は引き続き重たい雰囲気で単調。7曲目の〈Dig Me〉はギター、ベースが奇妙な音が心地よい。8曲目の〈No Warning〉はミステリアスはイントロが印象的。9曲目の〈Larks' Tongues In Aspic Part III〉は1972年の「太陽と戦慄」のパートVで高度な応用編という感じで素晴らしい。心地よいギターから入り、軽快なテンポでサウンドが続く。
 クリムゾンはこの作品発表後のツアーを終了し再び解散してしまう。
UKチャート30位、USAチャート58位

▲UP

The Compact King Crimson(ザ・コンパクト・キング・クリムゾン) (1986) ☆

The Compact King Crimson 1.Discipline(ディシプリン)
2.Thela Hun Ginjeet(セラ・ハン・ジンジート)
3.Matte Kudasai(待って下さい)
4.Three Of A Perfect Pair(スリー・オブ・ア・パーフェクト・ペア)
5.Frame By Frame(フレーム・バイ・フレーム)
6.Sleepless(スリープレス)
7.Heartbeat(ハートビート)
8.Elephant Talk(エレファント・トーク)
9.21st Century Schizoid Man(21世紀の精神異常者)
10.I Talk To The Wind(風に語りて)
11.Epitaph(エピタフ(墓碑銘)
12.In The Court Of The Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)

Adrian Belew (G,Lead Vocals)
Bill Bruford (Acountic and Electronic Drums)
Robert Fripp (G)
Michael Giles (Ds)
Greg Lake (B, Lead Vocal)
Tony Levin (Stick, B, Backing Vocal)
Ian McDonald (Key, Mellotron, Vo)
Peter Sinfield (Words)
  ディシプリン・クリムゾン解散後の1986年にリリースされた、クリムゾン2枚目のベスト・アルバム。ロバート・フィリップ自身が企画・選曲した。1曲目から8曲目まではディシプリン・クリムゾンからの選曲で、9曲目から12曲目はファースト・アルバム「クリムゾン・キングの宮殿」からの選曲となっており、まったくつながりはない。

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