Mike Oldfield
TOP HISTORY MUSIC#1 MUSIC#2
-INDEX-

Amarok (1990)☆☆☆

Amarok 1.Amarok (アマロック)

 60分を超える1曲のみという大作。(レコードではなくCDに見合った曲です)発売前には《Tubular Bells2》だとか噂されたが、発売されると3作目の《Ommadawn》のパート2という感じであることがわかった。まさに原点回帰しようとした作品だ。パーカッションをリズミカルにかつ効果的に使用し、またハーモニー美しく響くわたる。このアルバムほど、何度も聞き直すことによって、味わい深さを感じることができる。
UKチャート49位

▲UP

Tubular Bells II (1992) ☆☆☆

Tubular Bells II 1.Sentinel(センティネル)
2.Dark Star(ダーク・スター)
3.Clear Light(クリア・ライト)
4.Blue Saloon(ブルー・サルーン)
5.Sunjammer(サンジャマー)
6.Red Dawn(レッド・ドーン)
7.The Bell(ベル)
8.Weightless(ウェイトリス)
9.The Great Plain(グレイト・プレイン)
10.Sunset Door(サンセット・ドア)
11.Tattoo(タトゥー)
12.Altered State(オ・レタード・ステイト)
13.Maya Gold(マイア・ゴールド)
14.Moonshine(ムーンシャイン)

 1作目の《Tubular Bells》をモチーフに使いながら、ケチャやフラメンコ、カントリーといった新たな音楽的要素を取り入れた作品。変奏曲ともいうべき感じに仕上がっており、1作目にも劣らぬ素晴らしい大作である。是非、聞き比べてほしい。イギリスではダブル・プラチナムを獲得。
UKチャート1位

▲UP

Elements-The Best Of Mike Oldfield(四界よりの断片)(1993)☆

Elements-The Best Of Mike Oldfield 1.Tubular Bells opening theme(チューブラー・ベルズ)
2.Family Man(ファミリー・マン)
3.Moonlight Shadow(ムーンライト・シャドウ)
4.Heaven's Open(ヘブンズ・オープン)
5.Five Miles Out(ファイブ・マイルズ・アウト)
6.To France(トゥ・フランス)
7.Foreign Affair(フォーリン・アフェア)
8.In Dulci Jubilo(インカンテーションズ)
9.Shadow on the Wall(シャドウ・オン・ザ・ウォール)
10.Islands(アイランズ)
11.Etude(エチュード)
12.Sentinel(センティネル)
13.Ommadawn excerpt(オマドーン)
14.Incantations part four excerpt(インカテーションズ)
15.Amarok excerpt(アマロック)
16.Portsmouth(ポーツマス)

 マイクがヴァージンを去るに当たって作成されたベスト盤。彼の傑作を1枚にまとめるのは無理があり、歌入りの短い曲や、大曲の場合は部分だけが収録されて中途半端であり、あまりお勧めできない。
UKチャート5位

▲UP

The songs of distant earth(遙かなる地球の詩)(1994)☆☆

The songs of distant earth 1.In The Beginning(イン・ザ・ビギニング)
2.Let There Be Light(光あれ)
3.Supernova(スーパーノバ)
4.Magellan(マゼラン号)
5.First Landing(最初の着陸)
6.Oceania(オセアニア)
7.Only Time Will Tell(時のみぞ知る)
8.Prayer For The Earth(プレア・フォー・ジ・アース)
9.Lament For Atlantis(アトランティスへの哀歌)
10.The Chamber(チェンバー)
11.Hibernaculum(ハイバルナキアラム)
12.Tubular World(チューブラー・ワールド)
13.The Shining Ones(輝けるもの)
14.Crystal Clear(クリスタル・クリア)
15.The Sunken Forest(水に沈んだ森)
16.Ascension(昇天)
17.A New Beginning(ニュー・ビギニング)

 SF小説作家の巨匠アーサー・C・クラーク(「2001年宇宙の旅」の原作者」の同名小説をもとにした作品。マイクは数あるクラーク作品の中からこれを選んだ理由としてタイトルに惹きつけられた、と言っている。
 アルバムとしては小作品の集まりであるが、ノンストップでつながっており、一気に1つの大曲として聴ける。
UKチャート24位

▲UP

Voyager(ヴォイジャー)(1996) ☆☆☆

Voyager 1.The Song of the Sun(ソング・オブ・ザ・サン)
2.Celtic Rain(ケルティック・レイン)
3.The Hero(ヒーロー)
4.Women of Ireland(ウーマン・オブ・アイルランド)
5.The Voyager(ボイジャー)
6.She Moves Through the Fair(シー・ムーブス・スルー・ジ・エアー)
7.Dark Island(ダーク・アイランド)
8.Wild Goose Flaps its Wings(ワイルド・グース)
9.Flowers of the Forest(フラワーズ・オブ・ザ・フォレスト)
10.Mont St Michel(モン・サン・ミシェル)

 自らのルーツであるケルト音楽を取り入れたトラッド・フォークの香り漂う作品。大半がカバー曲で、いわゆるニューエイジとして気軽に聴ける。
 1曲目の〈The Song of the Sun〉はテンポよいリズムに乗った、透き通ったギター音が印象的。2曲目の〈Celtic Rain〉では透き通ったサウンドを聴かせる穏やかな楽曲。3曲目の〈The Hero〉では、素朴なケルト地方の風景が思い浮かぶメロウなナンバー。4曲目の〈Women of Ireland〉は静かめの曲。5曲目のタイトル曲〈The Voyager〉はギターがフィーチャーされたはぎれの良いナンバー。6曲目の〈She Moves Through the Fair〉はアコースティックとスキャットが印象的。7曲目の〈Dark Island〉はアコースティックがのどかな雰囲気をもたらし心地よい。8曲目の〈Wild Goose Flaps its Wings〉はギターがフィーチャーされた静かで素敵な楽曲。9曲目の〈Flowers of the Forest〉はバックパイプの音色が気持ちよく、牧歌的なケルト地方を思い浮かばせる。10曲目の〈Mont St Michel〉は前半はアコースティックが印象的、後半はシンフォニックに仕上がっている壮大で素晴らしい作品。
UKチャート12位

▲UP

Tubular Bells III (1998) ☆☆

Tubular Bells III 1.The Source Of Secrets (ザ・ソース・オブ・シークレッツ)
2.The Watchful Eye (ザ・ウォッチフル・アイ)
3.Jewel in the Crown (ジュエル・イン・ザ・クラウン)
4.Outcast (ザ・マイティー・フォール)
5.Serpent Dream (シークレット・ドリーム)
6.The Inner Child (ザ・インナー・チャイルド)
7.Man in the Rain (マン・イン・ザ・レイン)
8.The Top Of The Morning (ザ・トップ・オブ・ザ・モーニング)
9.Moonwatch (ムーン・ウォッチ)
10.Secrets (シークレッツ)
11.Far Above The Clouds (ファー・アバヴ・ザ・クラウズ)

 Tubular Bellsシリーズの第三弾。精巧度は同シリーズの過去2作品とは変わらないが、コンピューター的なサウンドが混じり合い、別な仕上がりとなっている。
UKチャート4位

▲UP

Guitars (1999) ☆

Guitars 1.Muse(ミュゼ)
2.Cochise(コチーズ)
3.Embers(エンバーズ)
4.Summit Day(サミット・デイ)
5.Out of sigh(アウト・オブ・サイト)
6.B. Blues(B.ブルース)
7.Four winds(フォー・ウィンズ)
8.Enigmatism(エニグマティズム)
9.Out of mind(アウト・オブ・マインド)
10.From the ashes(フロム・ザ・アッシズ)

 マイクはマルチプレーヤーであるが、素晴らしいギタリストでもある。この作品はガット・ギター2本のみによるシンプルでフラメンコリックな〈Muse〉から始まり、全体的にメロウありハードありのギタープレイが中心の作品である。
UKチャート40位

▲UP

Millennium bell (1999) ☆☆

Millennium bell 1.Peace On Earth (キリスト誕生)
2.Pacha Mamma(母なる大地インカ帝国)
3.Santa Maria (サンタマリア号アメリカ大陸発見)
4.Sunlight Shining Through Cloud(奴隷制度)
5.The Doges Palace(ドーチェ宮殿)
6.Lake Constance(コンスタンス湖)
7.Mastermind(ギャングの帝王アル・カポネ)
8.Broad Sunlight Uplands(第二次世界大戦)
9.Liberation(解放-アンネの日記)
10.Amber Light(琥珀色の光)
11.The Millennium Bell(千年期の鐘)

 Tubular Bellsシリーズの延長線にある作品で、本人の説明では「これは時間旅行を描写・表現するもので、イエス・キリストの誕生に始まり、アメリカ大陸の発見、ロマンティック・エイジを経て、月世界着陸からデジタル時代を辿る作品」であるという。西洋史を音楽で描写した作品となっている。
 このアルバムは過去の同シリーズに比較して、オーケストラやコーラスが多く使われ、重厚なサウンドに仕上がっているが、メロディなどはかなり異なっている。

▲UP

Tr3s Lunas (トレス・ルナス) (2002) ☆☆

Tr3sLunas 1.Misty(ミスティ)
2.No Man's Land(ノー・マンズ・ランド)
3.Return to the Origin(リターン・トゥ・ザ・オリジン)
4.Landfall(ランドフォール)
5.Viper(ヴァイパー)
6.Turtle Island(タートル・アイランド)
7.To Be Free(トゥ・ビー・フリー)
8.Firefly(ファイアー・フライ)
9.Tr3s Lunas(トレス・ルナス)
10.Day Dream(デイ・ドリーム)
11.Thou Art In Heaven(ザウ・アート・イン・ヘヴン)
12.Sirius(シリウス)
13.No Man's Land Reprise(ノー・マンズ・ランド(リプライズ))
14.To Be Free(トゥ・ビー・フリー)

  全体的に小品集でシンプルになっている。ビートにのせて静かで、まったりとしたメロディーが重なっていく。主旋律の多くでマイクのギターサウンドが聴ける。また、メインテーマを様々に変化させていく手法は変わらず全体感がある。
 ヴォーカルにはJude Simという女性をはじめ、サリー・オールドフィールドとアマーが参加している。
 4曲目の〈Landfall〉はピアノが印象的で繊細な楽曲。6曲目の〈Turtle Island〉ではマイクのアコースティックがフィーチャーされた感傷的な作品。7曲目の〈To Be Free〉はJude Simのヴォーカルがフィーチャーされた爽やかなポップ・ナンバー。8曲目の〈Firefly〉はシックで甘美な雰囲気が心地よい。10曲目の〈Day Dream〉は静かなピアノで始まる哀愁漂うナンバー。11曲目の〈Thou Art In Heaven〉はビートのきいたサウンドが徐々に盛り上がっていく。12曲目の〈Sirius〉はテーマを哀愁漂う雰囲気に変化させている。13曲目の〈No Man's Land Reprise〉はマイクのギターがフィーチャーされた物憂げな雰囲気。14曲目の〈To Be Free〉は7曲目の別バージョン。

▲UP

The Mike Oldfield Collection (2002) ☆☆

The Mike Oldfield Collection 【Disc 1】
1.Moonlight Shadow
2.To France
3.Five Miles Out
4.Shadow On The Wall
5.Foreign Affair
6.Sentinel *single restructure
7.Family Man
8.Heaven's Open
9.Pictures In The Dark
10.Innocent
11.Islands
12.Incantations *extract from Part Four
【Disc 2】
1.Tubular Bells (opening theme) *extract from Part One
2.Etude *single version
3.Ommadawn *extract from Part One
4.In Dulci Jubilo
5.Good News
6.Pran's Theme Parts 1 & 2
7.Pran's Departure
8.Hergest Ridge Part One
9.Portsmouth

 ベスト盤。Disc1はヴォーカル入りの短い楽曲が収録。9曲目の〈Picture in the Dark〉と10曲目の〈Innocent〉が希少。Anita Hegerlandが印象的。Disc2は無理に短くしたもので、今ひとつ。

▲UP

Thou Art in Heaven (2002) ☆

Thou Art in Heaven 1.Thou Art In Heaven (Radio Edit)
2.Thou... (Pumpin' Dolls Vs. Mighty Mike Club Mix)(Radio Edit)
3.Thou Art In Heaven (Soultronik-Stethoscope) (Radio Edit)
4.Thou Art In Heaven (Pumpin' Dolls Vs. Mighty Mike Club Mix)
5.Thou Art In Heaven (Soultronik-Stethoscope Mix)
6.To Be Free (Spanish Version) (Radio Edit)
7.To Be Free (French Version) (Radio Edit)
8.To Be Free (German Version) (Radio Edit)

 2002年に発表された《Tr3s Lunas (トレス・ルナス) 》に収めらているナンバーの別バージョンのRemixes。様々なアレンジ、演奏の違いが面白い。

▲UP

Tubular Bells 2003(チューブラー・ベルズ2003)(2003) ☆☆☆

Tubular Bells 2003 1.Introduction(イントロダクション)
2.Fast Guitars(ファスト・ギターズ)
3.Basses(ベーシズ)
4.Latin(ラテン)
5.A Minor Tune(ア・マイナー・チューン)
6.Blues(ブルース)
7.Thrash(スラッシュ)
8.Jazz(ジャズ)
9.Ghost Bells(ゴースト・ベルス)
10.Russian(ルシアン)
11.Finale(フィナーレ)
12.Harmonics(ハーモニクス)
13.Peace(ピース)
14.Bagpipe Guitars(バグパイプ・ギターズ)
15.Caveman(ケイブマン)
16.Ambient Guitars(アンビエント・ギターズ)
17.The Sailor's Hornpipe(ザ・セイラーズ・ホーンパイプ)

 デビュー30周年を記念し、《Tubular Bells》を最新の演奏技術で作成したリメイク作品。オリジナルの完璧な再現を目的としているため、デビュー作品と変わりないように感じる。しかし、よく聴くと、サウンドがより重厚に(低音領域の迫力が加わった)、更にドラマチックな音の展開に仕上がり素晴らしい。

▲UP

Mike Oldfileld (2006) ☆

Mike Oldfileld 1.Tubular Bells(チューブラー・ベルズ)
2.Sailors Horn Pipe(セイラーズ・ホーン・パイプ)

 デビュー作品《Tubular Bells》のデモ・バージョン。ヴァージンから出ているアルバムとは別の録音。特にPart2として発表された〈Sailors Horn Pipe〉と名づけられた楽曲はトラッド・フォークの香り漂う仕上がりとなっている。

▲UP

TOP HISTORY MUSIC#1 MUSIC#2
-INDEX-