Peter Gabriel (Lead Voice, Flute, Accordion, Tambourine and Bass Drum)
Anthony Phillips (Acoustic 12-string, Lead Electric, Dulcimer, Voices)
Tony Banks (Organ, Piano, Mellotron, Guitar, Voices)
Michael Rutherford (Acoustic 12-string, Electric Bass, Nylon, Cello, Voices)
John Mayhew (Drums, Percussion, Voices) |
|
1970年発表された《Trespass(侵入)》はデビュー作というべきもの。このアルバムにはピーター・ガブリエルのシアトリカルな歌声が見られ幻想的な世界が広がっている。その後のジェネシス的プログレの方向性が定まった作品である。
1曲名の〈Looking For Someone〉は静と動のコントラストが魅力的なシングル・カットされたナンバー。2曲目の〈〉はガブリエルの嘆きに声に似たヴォーカルが印象的。4曲目の〈Stragnation〉は牧歌的な世界を思わせ、至る所で聴けるシンセ音が気持ちよい。ガブリエルの囁くような歌い方からエレルギッシュな部分まで全てが心地よい。5曲目の〈Dusk〉では静寂な世界が一面に広がる。6曲目の〈The Knife〉は、今聞いても色あせしないシングル・カット・ナンバー。静と動の見事な構成、エネルギッシュな演奏、盛り上がるエンディング、全てが素晴らしい。
UKチャート:14年後に68位
シングル: Looking for someone/Visions of angels
The Knife I/The Knife II |