Emerson, Lake and Palmer
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Emerson, Lake & Palmer(エマーソン、レイク and パーマー)(1970) ☆

Emerson, Lake and Palmer 1.The Barbarian(未開人)
2.Take A Pebble(石をとれ)
3.Knife-Edge(ナイフ・エッジ)
4.The Three Fates(運命の三人の女神)
 a.Clotho(クローソー)
 b.Lachesis(ラキシス)
 c.Atropos(アトロポス)
5.Tank(タンク)
6.Lucky Man(ラッキー・マン)

 キース・エマーソンが〔The Nice〕を解散した直後の1970年4月に録音され、同年11月に発売されたファースト・アルバム。キース・エマーソンが手掛けたシンセとオルガンの対比も巧みな1曲目の〈The Barbarian〉や12分の大作の2曲目の〈Take a Pebble〉などはクラッシクとロックの融合された優れた作品である。また、グレック・レイクの叙情性が発揮されているのが2曲目の〈Take a Pebble〉、3曲目の〈Knife Edge〉、6曲目の〈Lucky Man〉である。 4曲目の〈The Three Fates〉は組曲ではエマーソンの見事なテクニックが光る。
UKチャート4位、USAチャート18位

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Tarkus(タルカス)(1971) ☆☆☆

Tarkus 1.Tarkus(タルカス)
 a.Eruption(噴火)
 b.Stones Of Years(ストーンズ・オブ・イヤーズ)
 c.Iconoclast(アイコノクラスト)
 d.Mass(ミサ聖祭)
 e.Manticore(マンティコア)
 f.Battlefield(戦場)
 g.Aquatarkus(アクアタルカス)
2.Jeremy Bender(ジェレミー・ベンダー)
3.Bitches Crystal(ビッチズ・クリスタル)
4.The Only Way(ジ・オンリー・ウェイ)
5.Infinite Space(限りなき宇宙の果てに)
6.A Time And A Place(タイム・アンド・プレイス)
7.Are You Ready Eddy?(アー・ユー・レディ・エディ)

 1曲目の組曲〈Tarkus〉 は各自の個性が発揮されている傑作。4曲目の〈The Only Way〉は静と動のサウンドがバランス良い。5曲目の〈Infinite Space〉はインストルメンタルで心地よいサウンドを聴かせてくれる。
UKチャート1位、USAチャート1位

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Pictures At An Exhibition (展覧会の絵)(1971)☆☆

Pictures At An Exhibition 1.Promenade(プロムナード)
2.The Gnome(こびと)
3.Promenade(プロムナード)
4.The Sage(賢人)
5.The Old Castle(古い城)
6.Blues Variations(ブルース・ヴァリエイション)
7.Promenade(プロムナード)
8.The Hut Of Baba Yaga(バーバ・ヤーガの小屋)
9.The Curse Of Baba Yaga(バーバ・ヤーガの呪い)
10.The Hut Of Baba Yaga(バーバ・ヤーガの小屋)
11.The Great Gates Of Kiev(キエフの大門)
12.The End - Nutrocker(ジ・エンド/ナット・ロッカー)

 ムソルグスキーの楽曲を完全に消化・発展させ、クラシックとロックとの融合を成功させた大作。1曲目の〈Promenade〉でのイントロのテーマというべきサウンドがとても印象的。11曲目の〈The Great Gates Of Kiev〉の壮大に盛り上がっていくフィナーレが素晴らしい。
UKチャート2位、USAチャート10位

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Trilogy(トリロジー)(1972)☆☆

Trilogy 1.The Endless Enigma Part One(永遠の謎 パート1)
2.Fugue(フーガ)
3.The Endless Enigma Part Two(永遠の謎 パート2)
4.From The Begininng(フロム・ザ・ビギニング)
5.The Sheriff(シェリフ)
6.Hoedown(ホウダウン)
7.Trilogy(トリロジー)
8.Living Sin(リヴィング・シン)
9.Abaddon`s Bolero(奈落のボレロ)

 全体的におとなしいイメージの仕上がり。2曲目の〈Fugue〉はキースのピアノのインストルメンタル。4曲目の〈From The Begininng〉はアコースティック・ギターが印象的。6曲目の〈Hoedown〉は定番になっている。7曲目のタイトル曲〈Trilogy〉は心地よいサウンドを聴かせてくれる。
UKチャート2位、USAチャート5位

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Brain Salad Surgery (恐怖の頭脳改革)(1973)☆☆☆

Brain Salad Surger 1.Jerusalem(聖地エルサレム)
2.Toccata(トッカータ)
3.Still...You Turn Me On(スティル・・・ユー・ターン・ミー・オン)
4.Benny The Bouncer(用心棒ベニー)
5.Karn Evil 9(悪の教典#9) (Welcome Back My Friends):
 a.1st Impression Part 1(第1印象)
 b.2nd Impression(第2印象)
 c.3rd Impression(第3印象)

 ELPの最高傑作。1曲目の〈Jerusalem〉はグレックの歌声が響きわたる。2曲目の〈Toccata〉はリズムの変化に富んだ作品で、後半で徐々に静けさが増し突然に激しいシンセなどの機械音が鳴り響く。3曲目の〈Still...You Turn Me On〉は再び静かな曲でアコースティック・ギターとグレックの歌声が印象的。4曲目の〈Benny The Bouncer〉はポップなサウンド。5曲目の組曲〉Karn Evil 9〉は傑作。ELPの良さを全て凝縮した内容になっている。特に最後の〉3rd Impression〉のシンセの部分が心地よく、その部分だけをよく聴き直した。フィナーレも実験的な手法で面白い。
UKチャート2位 USA 11位

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Welcome back, my friends, to the show that never ends
〜 Ladies and Gentleman (レディース&ジェントルメン)(1974) ☆☆☆


Ladies and Gentleman 1.Hoedown(ホウダウン)
2.Jerusalem(聖地エルサレム)
3.Toccata(トッカータ)
4.Tarkus(タルカス)
5.Take A Pebble(石をとれ)
6.Piano Improvisations(ピアノ・インプロビゼイション)
7.Take A Pebble(石をとれ)
8.Jeremy Bender/The Sheriff(ジェレミー・ベンダー/シェリフ)
9.Karn Evil 9(悪の教典#9)
 a.1st Impression(第一印象)
 b.2nd Impression(第二印象)
 c.3rd Impression(第三印象)

 3枚組の大作アルバム。プログレッシヴ・ロックのライヴとしては最高作品の1つだ。アナログE・F面を使いきった最高の楽曲〈Karn Evil #9〉の仕上がりは最高に心地よい。
UKチャート5位、USAチャート4位

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Works Volume 1 (ELP四部作) (1977) ☆☆

Works Volume 1 【Keith Emerson】
1.Piano Concerto No. 1(ピアノ協奏曲第1番)
 First Movement: Allegro Giojoso(第1楽章アレグロ・ジョコーソ)
 Second Movement: Andante Molto Cantabile(第2楽章アンダンテ・モルト・カンタービレ)
 Third Movement: Toccata Con Fuoco(第3楽章トッカータ・コン・フォコ)
【Greg Lake】
2.Lend Your Love To Me Tonight(今夜は愛の光につつまれて)
3.C'est La Vie(セ・ラ・ビ)
4.Hallowed Be Thy Name(願わくは、み名の尊まれんことを)
5.Nobody Loves You Like I Do(ノーバディ・ラブズ・ユー・ライク・アイ・ドゥ)
6.Closer To Believing(クローサー・トゥ・ビリービング)
【Carl Palmer】
7.The Enemy God Dances With The Black Spirits(邪教の神、そして悪の精の踊り)
8.L.A. Nights(L.A.ナイツ)
9.New Orleans(ニューオーリンズ)
10.Two Part Invention In D Minor(2声のインベンション、ニ短調)
11.Food For Your Soul(フード・フォー・ユア・ソウル)
12.Tank(タンク)
【Emerson, Lake & Palmer】
13.Fanfare For The Common Man(庶民のファンファーレ)
14.Pirates(海賊)

 スタジオ・アルバムとしては4年ぶりの新作。アナログ2枚組のA面がエマーソン、B面がグレック、C面がパーマーの各メンバーのソロ,D面のみがELPによる新作という変則的な構成となっている。
 1曲目の〈Piano Concerto No. 1〉はエマーソンらしいクラッシクの壮大なナンバー。3曲目の〈C'est La Vie〉はグレックのヴォーカルがしんみりと聴けるバラード・ナンバー。8曲目の〈L.A. Nights〉はパーマーとエマーソンのファンキーなナンバーで楽しい演奏がお気に入り。13曲目の〈Fanfare For The Common Man〉は様々にシンセ音を変化させながら演奏されるエネルギッシュな楽曲。14曲目の〈Pirates〉はこのアルバムでは一番の聞きどころ。ミステリアスなタッチの挿入部分から始り、様々に曲調が変化するELPならではの魅力たっぷりの楽曲。オケとグレックのヴォーカルが見事に調和されいて素晴らしい。
 UKチャート9位、USAチャート12位

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Works Volume(作品第2番)(1977) ☆

Works Volume 2 1.Tiger In A Spotlight(孤独なタイガー)
2.When The Apple Blossoms Bloom In The Windmills Of Your Mind I'll Be Your Valentine(あなたのバレンタイン)
3.Bullfrog(ブルフロッグ)
4.Brain Salad Surgery(恐怖の頭脳改革)
5.Barrelhouse Shake-Down(バレルハウス・シェイクダウン)
6.Watching Over You(君を見つめて)
7.So Far To Fall(ソー・ファー・トゥ・フォール)
8.Maple Leaf Rag(メイプル・リーフ・ラグ)
9.I Believe In Father Christmas(夢みるクリスマス)
10.Close But Not Touching(そっと閉じて)
11.Honky Tonk Train Blues(ホンキー・トンク・トレイン・ブルース)
12.Show Me The Way To Go Home(迷える旅人)

 前作の続編としての位置付けにある作品でソロ作品の短めな曲を集めた。うち5曲がそれまでのアルバムに収録されなかった既発表のシングル曲となっている。1曲目の〈Tiger In A Spotlight〉はパワフルな楽曲で彼らのレパートリー・ナンバーになっている。3曲目の〈Bullfrog〉はパーマーソロ作品で遊び心が溢れる面白いサウンド。4曲目の〈Brain Salad Surgery〉は同名のアルバムには収録されず74年のシングル〈Still...You Turn Me On〉のB面に収められたもの。8曲目の〈Maple Leaf Rag〉はエマーソンがスコット・ジョプリン作の名曲〈Maple Leaf Rag〉をアレンジしたものでユニークな仕上がりとなっている。9曲目の〈I Believe In Father Christmas〉はレイクのソロ・デビュー・シングルで、75年に全英2位に上昇し、クリスマス・ソングの定番の様相を示した曲だ。
UKチャート20位、USAチャート37位

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Love Beach(ラヴ・ビーチ)(1978) ☆

Love Beach 1.All I Want Is You(欲しいのは君だけ)
2.Love Beach(ラヴ・ビーチ)
3.Taste Of My Love(恋の味)
4.The Gambler(ギャンブラー)
5.For You(おまえのために)
6.Canario(キャナリオ)
7.Memoirs Of An Officer And A Gentleman(将校と紳士の回顧録)

 南国の海岸で微笑むエマ−ソン、レイク、パーマ−の写真のジャケットが今までと違って逆に印象的。内容もかつてのELPサウンドではなくポップ風のサウンドに仕上がっている。聞きどころは7曲目の〈Memoirs Of An Officer And A Gentleman〉で、キースのピアノとグレックのヴォーカルが見事に調和した楽曲で盛り上がったフィナーレで終える。
 UKチャート48位、USAチャート50位

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TOP HISTORY MEMBER MUSIC#1 MUSIC#2
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