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ブランドXは1976 年に《Unorthodox Behaviour(異常行為)》を発表しデビュー。メンバーは《ジェネシス》で活躍していたフィル・コリンズ(Dr)とパーシー・ジョーンズ(B)、ジョン・グットソール(G)、ロビン・ラムレイ(Key)。77年にはパーカッションのモーリス・パート(Per)を加えて《Moroccan Roll(モロッカン・ロール)》を発表。同年にコリンズとケンウッド・デナルドのふたりがドラムを叩いているライブ盤《Livestock (ライブストック)》をリリース。78年にコリンズが《GENESIS》に専念するため一時脱退。替わりにチャック・バーギ(Dr)が加入、またキーボードのラムレイがプロデュースに回った為、ピーター・ロビンソン(Key)を新たに迎え《Masques (マスク)》を発表。79年、復帰したコリンズをはじめマイク・クラーク(Dr)、ジョン・ギブリン(B)を加え大所帯になり、2つのユニットとして録音された《Product(プロダクト)》をリリース。珍しくコリンズのヴォーカル曲も収録されている。80年にもこの2つのユニットによる《Do They Hurt?(ドゥ・ゼイ・ハート)》が発表。しかし、79年にパーシー・ジョーンズがニューヨークへ、80年にジョン・グッドソールがロス・アンジェルスへ移住し、バンドは事実上の活動停止となる。
1982年にラムリーがメンバーの了解をとらず《Is There Anything About?(イズ・ゼア・エニシング・アバウト?)》をリリースし物議を醸す。
1992年、別々のバンドで活動していたパーシー・ジョーンズとジョン・グッドソールが突然に《ブランドX》を復活させる。フランク・カッツ(Ds)を加えた3人編成で《X Communication(Xコミュニケーション)》を作成した。かつてのジャズ・ロック・サウンドに加え、ファンキー風、ハードロック風のナンバーも収められている。発表後に再びバンド活動が停止しソロ活動に専念する。再び5年後の97年、マーク・ワグノン(Vib)を加え《Manifest Destiny (マニフェスト・デスティニー)》をリリースする。 |
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