Soft Machine
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HISTORY
Soft Machine Volume Two Third Live at the proms 1970 Fourth Fifth Six Seven Bundles Softs Rubber Riff Alive & Well:Recorded In Paris

 ソフト・マシーンは1963年にイギリスのカンタベリーで結成された〔ワイルド・フラワーズ〕が母体となる。メンバーはロバート・ワイアット、ブライアン・ホッパー、ヒュー・ホッパー、リチャード・シンクレア、デヴィッド・アレン、ケヴィン・エアーズ。そして1966年8月にデヴィッド・アレン(G,Vo)、ケヴィン・エアーズ(B,Vo)、マイク・ラトリッジ(Key)、ロバート・ワイアット(Ds)、ラリー・ノーラン(G)の5人で〔ソフト・マシーン〕が結成された。バンド名はアレンによりウイリアム・バロウズの小説のタイトルから付けられた。ところが、活動と同時にノーランが脱退し、4人でデモ・レコーディングを行う。これはフランスで1967年にリリースされる。最初のフランス公演後にアレンは麻薬とビザの問題でイギリスへの再入国を拒否されやむなくバンドを離れる。

 1968年にサイケデリック色の強いファースト・アルバム《ソフト・マシーン》を発表。その後のアメリカ・ツアーに疲れたケヴィン・エアーズが脱退。1969年にはツアー・マネージャーであったヒュー・ホッパー(B)を加えてセカンド《Volume Two》をリリースする。ヒュー・ホッパーの影響でジャズ的要素が強くなる。ツアーをスタートさせ、ゲスト参加していた〔キース・ティペット・グループ〕のエルトン・ディーン(Sax)を正式メンバーとする。更にニック・エバンス(Trom)、リン・ドブソン(Flu,Sax)、ジミー・ヘイスティングス(Flu,Cla)、ラブ・スパール(Violin)を加えた8人編成で1970年に2枚組4曲という大作《Third》を発表。ジャズ・ロック・アルバムの傑作としてイギリスで初めてアルバムチャート18位に上昇する。1971年には更にジャズ色が強くなる《Forth》をリリースするが、ロバート・ワイアットが音楽的方向性の違いから脱退。ドラムに一時フィル・ハワード(Ds)を迎え《Fifth》を作成。フリー・ジャズを究める作品となるが、レコーディング途中でジョン・マーシャル(Ds)に代わってしまい、ようやくアルバムとして完成する。レコーディング終了後、ディーンは脱退してしまう。その穴を埋めるため〔ニュークリアス〕で活躍していたカール・ジェンキンス(Key,Sax)を迎え、ライヴとスタジオならなる2枚組大作《Six》を発表。彼らのスタイルが完成の域に達する。とろこが、ジャズ・インプロヴィゼイション的要素が薄れてきたことに見切りをつけホッパーが脱退。代わってロイ・バビングトン(B)が加わる。ラトリッジ以外は〔ニュークリアス〕のメンバーとなり、ジャズ・ロック的要素が再び高まる。1973年にフィージョン風の傑作《Seven》をリリースする。

 バンドは更に〔ニュークリアス〕から久々のギターリストにアラン・ホールズワース(G)を加え1975年に《Bundles》を発表し、更なるジャズ・フュージョン路線を進む。その後のツアー終了後、オリジナルメンバーのラトリッジと、ホールズワースが〔Gong〕に入るために脱退。カール・ジェンキンスが主導権を握り始める。翌1976年には代わりにジョン・エサリッジ(G)、アラン・ウェイクマン(Sax)を加え、後期の傑作といわれる《Softs》をリリース。その後、ウェイクマンとバビングトンが去る。新たにブランドXのパーシー・ジョーンズ(B)、ロンドンのクラブシーンでヴァイオリンを演奏していたリック・サンダース(Violoin)を76年9月に、スティーヴ・クック(B)を77年2月に迎えた。78年にライヴ盤《Alive & Well》(78年)を発表するが活動を停止する。

 1979年、ジェンキンス、マーシャルの2人によってレコーディングが始まり、元メンバーのアラン・ホールズ・ワーズ、ジャック・ブルース、ディック・モリッシー、ジョン・テイラーなどブリティッシュ・ジャズ・ミュージシャンが参加して、ラスト・アルバム《Land of Cockayne》をリリース。ツアーもせず、自然消滅的に活動を終えた。

【Soft Works】
 2001年夏、元主要メンバーのディーンとホッパーはニューヨークにあるジャズ系インディペンデント・レコードを訪れる。オーナーでソフト・マシーンの大ファンのレオナルド・パヴコヴィッチはこの2人と再結成に向けての道を模索する。そして音楽的方向性は定まりバンドの人選にとりかかった結果、ホールズワークとマーシャルが参加表明。しかし、ソフト・マシーンというバンド名の使用について解散使用権をもつジェンキンスが拒否したため、2002年2月に〔ソフト・ウェア〕として活動をスタートする。6月からレコーディングを行うが、機材の不調など問題が生じ11月にアルバムが完成する。ところが、バンド名のソフト・ウェアが、ドイツのクラウス・シュルツのプロジェクト名として登録されていたため使用出来なくなった。そこで、〔ソフト・ワークス〕として新出発し、翌2003年に《Abracadabra》をリリースした。

【Soft Machine Legacy】
 その後ギターがホールズワースからジョン・.エサリッジに代わりその名も〔ソフト・マシーン・レガシー〕として2006年《Soft Machine Legacy》をリリースした。しかし同年、ディーンが他界する。

Land Of Cockayne BBC Radio 1 Live In Concert BBC Radio 1 Live,Vol.2 Live At The Paradiso 1969 Live In Flance Spaced Live1970 Noisette Backwards Facelift Abracadabra Legacy

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