Renaissance (ルネッサンス) |
|||||||||||
|
|
||
中学生のときにラジオで流れていたルネッサンスの音楽を聴き、すぐにファンとなった。彼らのクラッシクな雰囲気を基調にし、フォーク的な要素を取り入れた、幻想的で優雅なサウンドに魅了された。叙情派プログレの代表といえる。 ルネッサンスのサウンドの特徴は、なんといっても、アニー・ハズラムという女性ヴォーカルの澄みきった歌声にある。オペラ歌手に正式に声楽を学び、5オクターヴという驚異的な音域をだす。聴く人を魅了しないわけがなく強烈な印象を与える。また、ジョン・ダウトのピアノ、マイケル・ダンフォードのアコースティック・ギター、本物のオーケストラをメインにして、ドラマチックで幻想的な世界を創りあげることにある。そして、ベティ・サッチャーによるファンタジックな歌詞も良い。 中世ヨーロッパを思わせるクラッシクな雰囲気に、よく浸っていたことを覚えている。 お気に入りの作品は《Ashes Are Burning(燃ゆる灰)》《Scheherazade And Other Stories(シェエラザード夜話)》《Novella(お伽噺)》である。 しかし1978年《A Song For All Seasons(四季)》からポップ路線へ傾き、翌年の《Azure d'Or(碧の幻想)》からポピュラーな音楽へと変化したことが残念だった。1983年には解散したが、2000年に第2期ルネッサンスが再結成され《Tuscany》が発表された。アニー・ハズラムの歌声が健在で70年代のあの幻想的なサウンドが戻ってきたと嬉しく思った。 【ALBUMS】 ・Renaissance(ルネッサンス)(1969) ・Illusion(幻想のルネッサンス)(1971) ・Prologue(プロローグ)(1972) ・Ashes Are Burning(燃ゆる灰)(1973) ・Turn Of The Cards(運命のカード)(1974) ・Scheherazade And Other Stories(シェエラザード夜話)(1975) ・Live At Carnegie Hall(カーネギー・ホール・ライブ)(1976) *Live ・Novella(お伽噺)(1977) ・A Song For All Seasons(四季)(1978) ・Azure d'Or(碧の幻想)(1979) ・Camera Camera(カメラ・カメラ)(1981) ・Time-Line(タイム・ライン)(1983) ・Tales of 1001 Nights (1990) *Compilation ・King Biscuit Flower Hour Presents Renaissance at the Albert Hall, Part 1(1997) *Live ・King Biscuit Flower Hour Presents Renaissance at the Albert Hall, Part 2(1997) *Live ・Songs From Renaissance Days (1997) ・BBC Sessions (1999) *Live ・Day of the Dreamer(2000) *Compilation ・Unplugged Live at the Academy of Music(2000) *Live ・Tuscany (2000) ・In The Land of the Rising Sun(ライヴ・イン・ジャパン2001) (2002) *Live |
||
|
||
|