David Gilmour (Guitars, Vocals, VCS3)
Nick Mason (Drums, Tape Effects)
Roger Waters (Bass Guitar, Vocals, VCS3)
Rick Wright (Keyboards, Vocals, VCS3, Tape Effects)
Dick Parry (Saxophone (07,08) )
Clare Torry (Vocals (06))
Doris Troy (Backing Vocals)
Leslie Duncan (Backing Vocals)
Liza Strike (Backing Vocals)
Barry St.John (Backing Vocals) |
|
1973年3月発表。ピンク・フロイドの最高傑作で、構想から完成まで1年半、録音期間は8ケ月を費やした。 アルバム発売から88年までの724週間「ビルボード誌」トップ200に居座った怪物アルバム。現在までのアルバムセールスは3000万枚以上と計測不能の域まで達している。おそらく世界一と言われている。 特にB面後半の組曲は圧倒的で、何度聴いてもゾクゾクする戦慄が抑えられない。まさに「狂気」という言葉の重みを明確に表現している素晴らしい作品だ。
1曲目の〈Speak To Me〉は心臓の鼓動から始まり、女性の叫び声へと続き、〈Breathe In The Air〉に移っては、ゆったりとしたサウンドへと変化していく。2曲目の〈On The Run〉は駆ける音、アナウンス音などが効果的で緊張感が漂うアップ・テンポのナンバー。3曲目の〈Time〉は、けたたましい時計音から始まる。4曲目の〈The Great Gig In The Sky〉はピアノをバックした女性のスキャットが印象的でメロウな楽曲。5曲目の〈Money〉はスロットマシーンとお金の音から始まるダイナミックな作品。6曲目の〈Us And Them〉はサックスがフィーチャーされている。8曲目の〈Brain Damage〉では、笑い声が不気味に響き、そのまま9曲目の〈Eclipse〉のフィナーレへ一気に向かっていく。ラストは心臓の鼓動で終える。
UKチャート2位、USAチャート1位 |