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Kevin Ayers | ![]() |
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HISTORY | ||
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ケヴィン・エヤーズは1944年8月、イギリスのケント州ハーン・ベイに生まれる。6歳のときに父親のローワンは地区長に昇級し、家族はマレーシアに移り住む。12歳でハーン・ベイに戻り、自由を求めて放浪していたケヴィンは、カンタベリーでロバート・ワイアットと知り合う。ワイアットの母親が経営する屋敷に集まり、ヒュー・ホッパー、ブライアン・ホッパー、マイク・ラトリッジ、デヴィッド・アレンたちと交わりジャズなどを聴くようになる。 1963年6月に、ケヴィン・エアーズ(Vo)、ロバート・ワイアット(Ds)、ヒュー・ホッパー(B)、ブライアン・ホッパー(G,Sax)、リチャード・シンクレア(G)で〔ワイルド・フラワーズ〕を結成する。しばらくして、ケヴィンはバンドを脱退しスペインのイビサ島やマジョルカ島を放浪する。 カンタベリーに戻ってきて1966年8月、ロバート・ワイアット(Dr,Vo)、マイク・ラトリッジ(Key)、デヴィッド・アレン(G)、そしてケヴィン(Ba,Vo)で〔ソフト・マシーン〕を結成する。しばらくのあいだ、ラリー・ノーラン(G)も参加していた。彼らはロンドンに活動の場を移し、UFOクラブやラウンドハウスといったロンドンのライヴハウスで演奏し注目を浴びる。1967年1月、シングル〈Love Makes Sweet Music / Feelin' Reelin'Squalin〉を発表。そして、フランス・ツアー中にパスポート問題が起こり、デヴィッド・アレンが脱退する。(アレンはフランスで〔Gong〕を結成) その後、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのサポート・アクトとして1968年2月から8月までの長期間に亘るアメリカ・ツアーに同行する。ファースト・アルバム《Soft Machine》の発表とほぼ同時期の68年12月に、疲れ切ったケヴィンは逃げだし、スペインのイビザ島に引っ込んでしまう。 イビサ島では、アコースティック・ギターで曲を書いて過ごした。そしてロンドンに戻りデモテープ制作を開始。当時ピンク・フロイド等を手がけていたブラックヒルズ・エンタープライズのピーター・ジェナーとアンドリュー・キングらと契約しEMI傘下のハーヴェストからソロ・デビューが決定する。 1969年12月、ロバート・ワイアット、デヴィッド・ベッドフォードの協力を得て、ファースト・ソロ・アルバム《Joy of a toy》をリリースする。更に、ケヴィン・エアーズ&ザ・ホール・ワールドを結成し活動する。この中には若きマイク・オールドフィールドがベース兼ギターで参加している。1970年には、《Shooting at the moon》を発表。しかし、バンドは過密なライヴ・スケジュールのためにバラバラになってしまう。 ソロとなって1972年に傑作《Whatevershebringswesing》、1973年には《Bananamour》をリリース。その後ケヴィンはアイランド・レーベルへ移籍。1974年5月に《The confessions of Dr.Dream》をリリースする。そして6月にはニコやイーノをフィーチャーしたコンサートがレインボウ・シアター公演で行われ、その記録は74年7月に《June 1. 1974》として発表される。その後、マヨルカ島に引っ込む。 1976年には再びハーヴェスト・レーベルに復帰し、7月に《Yes we have no mananas》、78年4月に《Rainbow takeaway》を発表するが、パンク・ロックに押されて低迷する。再びマヨルカ島に退き、ハーヴェストでの最後の作品《That's what you get babe》の楽曲を仕上げ、活動停止状態に入る。 その後、マイナー・レーベルで録音したものが1983年に《Diamond Jack and the queen of pain》、84年に《Deja...vu》をリリースするが不発に終わる。 1987年にマイク・オールドフィールドの《Island》のゲストとして参加した結果、大手のヴァージンと契約を交わし1988年に《Falling up》をリリース。 その後92年にはPermanent Recordsから《Still life with guitar》を発表。その後ケヴィンは現在に至るまでヨーロッパをベースに活動を続けている。 |
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