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ゴングの中心者のデヴィッド・アレンは1950代にヨーロッパ中を放浪し、カンタベリーではロバート・ワイアットらと出会う。1966年にワイアットとケヴィン・エアーズらと共に〔ソフト・マシーン〕を結成するも、麻薬問題でイギリスに入国できず脱退。 そして1968年にフランスで〔ゴング〕を結成。メンバーは、デヴィッド・アレン(G, Vol)、クリスチャン・トリッジ(B)、ジリ・スマイス (Space whisper)、Shakti Yoni(Space whisper)、ディディエ・マレーブ(Flute, Sax)、Eddy Louiss(Key)、ピル・パイル(Per, Ds)。ファースト・アルバム《Magick Brother, Mystic Sister(マジック・ブラザー)》を発表する。 1973年から英雄ゼロの物語「Radio Gnome Invisible(見えない電波の精の物語)」と称される3部作を制作する。73年に第1弾《Flying Teapot(フライング・ティーポット)》をリリース。ロンドンで新ベーシストにマイク・ハウレット(B)を加え、ドラムをピエール・ムーラン(Ds)に代え、同年に第2弾《Angels Egg(エンジェルス・エッグ)》、翌年に第3弾の傑作《You(ユー)》を発表する。これら3作はゴングを聴く上で外すことができない重要な作品である。 1975年に2人の子供ができたこともあって、スペインに行ったアレンとジンはグループを去る。その後にヒレッジ、マレーブ、ブレイクも抜ける。ムーランとハウレット中心のバンドへと変化し、サウンドはよりジャズ・ロック路線に移行する。1975年には《Shamal(シャマール)》を発表。1976年にはアラン・ホールスワースが加入し《Gazeuse! (ガズーズ!)》をリリースし、フィージョン路線へと音楽的変化をきたす。 その後、ピエール・ムーランがグループを再編しジャズロック・グループへと転身していく。この時期のゴングは〔Pierre Moerlen's Gong(ピエール・ムーランズ・ゴング)〕と呼ばれ、《Jingo》、《Time Is The Key》などを発表する。1980年代後半には活動が沈静化していく。 一方、アレンはオーストラリアやニューヨークを自由に放浪。ニューヨークでは別のゴングを結成したり、様々なゴングが生まれる。 1990年にステファン・シャープストリングス(G)、キース・ベイリー(B)参加になってオリジナル・メンバーに近い、いわゆるオリジナル・ゴングが再び活動を開始する。 また、ソロ・ユニットとして〔デヴィッド・アレンズ・ユニヴァーシティ〕を組織したりする。 2000年に《Zero To Infinity(ゼロ・トゥ・インフィニティー)》を発表し、再び英雄ゼロはゼロックスとなって新しく展開される。 【「Radio Gnome Invisible(見えない電波の精の物語)」三部作について】 《Flying Teapot(フライング・ティーポット)》では、ある惑星から緑の尖った頭の妖精が、フライング・ティーポットで地球に送り込まれる。あらかじめラジオ・グノーム・インヴィジブルというテレパシーによって彼らの来訪を察知していた3人の地球人は、惑星ゴングの導師オクターヴ博士の洗礼を受けていた。ゴングのメンバーにその妖精に会わせるためにパリにつれていく。彼らは2032年のポット頭の妖精たちの地球来訪に備えて音楽布教をしていた。一方英雄ゼロは、それとは別にゴング惑星からの妖精を英雄に仕立て上げようとするが、魔女ヨニの魔法によってそれは抑制される。 《Angels Egg(エンジェルス・エッグ)》ではヨニの魔法のおかげで何ごともシニカルな見方しかできなくなったゼロの状態を緩和しようと魔法のクスリ入りのお茶を飲まされたゼロのトリップ体験、桃源郷の世界が展開する。眩い光が交差していく中でキャプテン・カプリコーンが現れ、さらに水晶体の城に住む娼婦がゼロをバナナ・ニルヴァーナと言われる至福の世界に誘っていく。寺院の中には光に輝く天使の卵があり、その中心にはオクターヴ博士の目があって、ドクターは電波の精を使ってゼロに目の〈キミは、もうじき自分の世界に戻るだろう。そしてマジック・ブラザー、ミスティック・シスターたちと共にキミ自身を見つける目の〈と語る。歓喜の中でゼロは地球に戻り、喜びの歌を歌うという。 《You(ユー)》では、理想郷建設のヴィジョンに燃えたゼロは創造主ハイラムにどのように神殿を築けばいいのか尋ねるが、それは目の〈自分の意志で自らの内部に独自の創造力で築くのだ目の〈とさとられる。こうして雲のはるか上に築かれた水晶のように澄み切った神殿の中でゼロは下界の争いを続ける人間を見て、全人類を一つにし、永遠にナチュラル・ハイの状態におくという最初の理想を思い出す。そしてオクターヴ博士の予言を思い出しエヴリウェア島へと出発する。そこでオクターヴ博士が現れ手にしたゴングを鳴らすと人々に第3の目が現れ、歓喜の祝宴が展開される。しかしそうした中でゼロは自分の目的や理想がズレてきていることに気づき、またまた何処へともなく去っていくのだった。オクターヴ博士やポット頭の妖精、多くの登場人物たちもまた目の〈君は僕であり、僕は君である目の〈という歌を残しながら去っていく。 |
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