海音寺潮五郎-赤穂義士
○出版社/講談社文庫 ○2009年10月
○時代/江戸期
○目次
民族の大ロマン/元禄時代/元禄男/江戸の巻/赤穂の巻/山科の巻/また江戸の巻/義士の身分と一挙の時の年齢/浅野内匠頭分限牒/赤穂義士関係書目解題
ここに付箋・・・
■赤穂浪士の義挙は気塊充満の「武士気質」時代と、形式美の絶頂に立つ「武士道」時代との中間
■浅野家の悲劇の中に本質的に内在していた矛盾がある
■財政問題処理における内蔵助の手腕−領民への思いやり
■大事をあやまる時は、斬って捨てようと考えることもできる内蔵助
■一見、ふらふらに見える内蔵助の行動言説に、意志の強固さと政治的手腕とを見るべき
■内蔵助のやり方が見事だったから綱吉を圧倒しきって感激させた