童門冬二著書
柳生宗矩の人生訓

柳生宗矩の人生訓 ○出版社/PHP研究所   ○2003年12月
○時代/江戸期
○目次
序章 なぜ柳生宗矩なのか/不要なものを必要なものに転ずる法/徳川家康の平和革命/生き残る唯一の道/兵法家からの脱却/忍びの者たちを日の当たる場所へ/真の理解者・鍋島元茂/マイナスをプラスに変える発想法/うるさい世の中を生き抜くには/厳しい状況下だからこそ/第一章 イチかバチかの大いなる賭け/時代の荒波に捷まれた一族/「無刀取り」は新陰流の得意枝/この地生え抜きの地侍だった/千載−遇のチャンスをものにする/父・宗厳、上泉伊勢守と出会う/捨てる神あれば、拾う神あり/こんな機会はめったにない/徳川家康との初対面/宅猪な男がとった「第三の道」/人生を変えた秀喜との出会い/暴れん坊だった青年時代/若い僧の放つ「殺気」に気圧されて/強過ぎるがゆえに/家康のもとで抱いた夢/タヌキ親爺に学んだこと/頭をもたげてきた野望/第二章 転機となった関ケ原合戦/はじめての大役/与えられた密命/世渡り名人・藤堂高虎/情報と諜略がもたらした勝利/活躍の舞台を与えられる/勝利の真に宗矩あり/認められた功績/島左近の油断/旧領回復への長い道のり/第三章 地盤と看板を手に入れる/間近で見た支配者のあり方/秀忠の兵法指南役になる/二元政治がはじまった/二代将軍を守るために/大名たちとの熾烈な戦い/反面教師の存在・小野次郎右衛門/同意や先輩から何を学ぶか/二代目たちの意見交換/藤堂発言にヒントを得て/大御所・家康におもねる名僧たち/不可侵の聖域にしないために/はじめて人を斬る/名声を高めた「板崎出羽守事件」/確固たる地歩を築くために/自ら意を決して使者に立つ/坂崎家の家紋だった「二蓋笠」/第四章 秀忠・家光時代の生き延び方/恐れられることで存在感をアピール/大名改易の先頭に立つ/三代将軍にも慕われる/政権とブレーンの交替時期/高まった将軍の権威/旧ブレーン排除が目的/家光との「あ・うん」の呼吸/「紫衣事件」の真相/流罪になった沢庵禅師/終章 大名への道/家先の時代がやって来た/試された忠誠心/沢庵禅師との二人三脚/新しいブレーンとのつきあい方/荒れ果てていた鎌倉五山/沢庵禅師を抱き込んで/行政職への就任/『不動智神妙録』が語りかけるもの/心を自由自在に使う/名僧からの苦言/「島原の乱」の教訓/将軍の失策/さすがは柳生殿/器の大きさを物情るエピソード/俸禄は一代限りを主張して/勝海舟の観察眼/死の床で語ったこと

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