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○出版社/旺文社文庫 ○1986年9月
○目次
中臣鎌足 日本官鎌の創始者/記紀は天皇国家PRの書/地方王・蘇我入鹿/日本官僚の創設/世襲制から官僚制へ/殉死の禁止は忠誠心の集権化/日本官僚か、藤原官僚か/人間を良と賎に分ける政策/改革非難に都をうつす/壬申の乱へ/太安万侶 国家PRの書かされた悲劇人/天孫降臨は南方民の漂着だという教師/記紀のつくられかた/記と紀では全くちがうヤマトタケル像/少数の幸福のために多数の不幸を生む政治/官僚が改悪する英雄のイメージ/なぜ記はおタラにされ紀が正史になったか/藤原種継 渡来人系官僚の指導者/渡来人系の桓武天皇/朝鮮系の多い渡来人/乱脈な性の交流/神託を変えたのは和気清麻呂のほうだ/泥沼化する権力闘争/ガマの大群は吉か兇か/エミシの語源は中華思想/浅草カンノンは朝鮮のホトケさま/日本国家の脱日本化を推進した渡来人官僚/在原業平 ハミ出し官僚の租/血なまぐさい業平の家系/ガンバる藤原薬子/密告者を父に持つ/業平の報復/藤庶の娘とカケおちする/業平は本当に隅田川に行ったのか/大過なき官僚心得/高子の人権回復にカを貸す/根気づよい反乱者/「ひろく人材を集め」は昔からウソ/将門と秀郷、東国自治を貫こうとした官僚/東は自治の国、西は中央集権の国/将門、秀郷、どちらが反乱者か/風土記は中央政府用課税台帳/東国民衆の自治への願望/源 頼政 武士による武士の政府を狙った官僚/平家政権への寄生虫/番犬の地位に甘んじる/中央的武士と地方的武士/京都は武士を堕落させる/足利尊氏 武士の自治政府を実現した官僚/建武の官僚たち−貴族たち/建武の官僚たち−楠正成/建武の官僚たち−北畠親房/建武の官僚たち−足利尊氏/建武の官僚たち−北畠顕家/尊氏は諮問と答申の創始者 |