Supertramp
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Supertramp Indelivry Stamped Crime Of The Century Crics What's Crics? Even In The Quietest Moments Breakfast In America Paris Famous Last Words Brother Where You Bound Free As A Bird Live '88 Some Things Never Change

 1986年に〔リッグズ・ブルース〕(ギルバート・オサリバンが在籍したことでも知られる)のメンバーだったリック・デイヴィスが、ロジャー・ホジソンと出逢って、スーパートランプの前身〔ザ・ジョイント〕が結成される。1969年に、ドイツのミュンヘンで〔ザ・ジョイント〕のライヴを見たオランダの億万長者スタンレー・オーガスト・ミエセガエス(通称サム)が資金援助を申し入れ、新しいバンドを結成し本格的なプロ活動をすることになる。イギリスの音楽新聞にメンバー募集の広告を出し、リチャード・パーマー(G,Vo)、ロバート・ミラー(Ds)が加わる。バンド名は最初「Daddy」を名乗っていたが、パーマーのアイデアで1910年に出版されたW.H.デイヴィスの小説「The Autobiography Of Supertramp」から取らとり〔Supertramp(スーパートランプ)〕と改名する。

 1970年にA&Mレコードと契約。1stアルバム《Supertramp》がリリースするがまったく売れなかった。この頃5人目のデイヴ・ウインスロップ(Flutes,Sax,Vo)が加わる。デビュー・アルバム発表後、すぐにパーマーとミラーが相次いで脱退。ホジソンが新たにギターを担当し、フランク・ファレル(B,Vo,Piono)、ケヴィン・カリー(Ds)が加入する。翌71年に2ndアルバム《Indelivry Stamped(消えない封印)》を発表。このアルバムではスーパートランプ・サウンドを確立したと言える。衝撃的なジャケットで力作であったが全くの不評に終わり、スポンサーと仲たがいしてしまう。ホジソンとデイヴィス以外のメンバーが全員脱退する。

 1973年に新しく3名が加わり再び活動を開始する。メンバーはロジャー・ホジソン(Vo,G,Piano)、リック・デイヴィス(Vo,Key)、ボブ・C・ベンバーグ(Ds)、ジョン・ヘリウェル(Sax、Clarinet、Vo)、ダギー・トムソン(B)の5人編成。74年、プロデューサーにデヴィッド・ボウイなどを手がけるケン・スコットを迎え、3rdアルバム《Crime Of The Century》を発表した。このアルバムは全英4位・全米38位の大ヒットとなり、シングル〈Dreamer〉は全英13位、〈Bloody Well Right〉が全米35位を記録した。翌75年にはヨーロッパ・ツアーも行い、そして活動拠点をロサンゼルスに移す。同年、4作目《Crisis? What Crisis?(危機への招待)》をリリースし全英20位・全米44位に上昇する。この成功を足がかりにアメリカ進出するために76年の初めにアメリカへ移住を決意する。77年のアルバム《Even In The Quietest Moments...(蒼い序曲)》は全英12位・全米16位の大成功を収め、シングル〈Give A Little Bit(少しは愛をください)〉は、全米で15位まで上昇する大ヒットとなった。

 1979年に発表した6thアルバム《Breakfast In America》は、全米で通算6週No.1、88週にわたってランクインする。アメリカで400万枚のビック・セールスを記録。本国イギリスでもプラチナ・ディスクに輝く。シングルでも〈 Breakfast In America〉が全英9位、〈The Logical Song〉が全英7位・全米9位のヒット。世界各国、日本でも一躍大スターの仲間入りを果たす。年末から80年にかけては、全米・ヨーロッパで大規模なツアーを行う。その模様を収めたライブ盤《Paris》は全英7位・全米8位を記録する。82年に《... Famous Last Words...》を発表し全英6位・全米5位を記録。シングル〈It's Raining Again〉も全英26位・全米11位のヒットとなった。

 ところが同年、ソロ活動をするめたにホジソンが脱退。リックを中心に残った4人のメンバーは1985年になって活動を再開。デイヴ・ギルモアやスコット・ゴーハムら豪華ゲストを迎え《Brother Where You Bound(フロンティアへの旅立ち)》を発表したが、全英20位・全米21位を記録するのみに終わる。87年に《Free As A Bird(フリー・アズ・ア・バード)》(全英97位・全米101位)、88年に昨年からのワールドツアーを収めたライヴ盤《Live '88》をリリースするがヒットするに至らず、活動停止状態になる。

 そして、約10年を経た1997年、レーベルもEMIフランスに移籍し、ニュー・アルバム《Some Thing Never Change(永遠への贈り物)》を発表する。メンバーは、リック・デイヴィス(Vo,Key)、ジョン・ヘリウェル(Sax)、ボブ・C・ベンバーグ(Ds)、マイク・ハート(Key,G,Vo)リー・ソーンバーグ(Trumpet,Trombone,Key,Vo)、クリフ・ヒューゴ(B)、トム・ウォルシュ(Percussion)、カール・ヴァーヘイエン(G)の8人編成。タイトル通りに「何も変わらない」が象徴するような内容だが今ひとつの結果に終わる。発表後にヨーロッパ、カナダ、アメリカツアーを回り、その模様を収めたライブ盤《It Was The Best Of Times(スーパーマニア〜ライブ・ベスト)》が1999年にリリースされる。

 2002年、5年ぶりとなるスタジオ・アルバム《Slow Motion》をリリースしたが日本では発売されなかった。2005年に発表したベストアルバム《Retrospective》が全英10位にランクインする。

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