Sebastian Hardie

Sebastian Hardie

MUSIC

Tales of Mystery and Imagination (1976)　☆☆☆

1.Four Moments [1 Glories Shall Be Released (6:40)
2.Dawn of Our Sun (夜明け)(5:06)
3.Journey Through Our Dreams(6:43)
4.Everything Is Real (2:09)
5.Rosanna (5:59)
6.Openings (哀愁の南十字星)(13:01)

Mario Millo (vocals, guitar, mandoline)
Toivo Pilt (keyboards, mellotron)
Alex Plavsic 　(drums, percussion)
Peter Plavsic (bass)

　プログレ･ファンから絶賛を浴びている名作。その魅力は、同じようなメロディーが心地よく繰り返されることにある。
　１曲目から４曲目までは組曲で、20分もの傑作。１曲目の〈Four Moments〉冒頭から分かり易いメインメロディが繰り返され、メロトロンが印象的。２曲目の〈Dawn of Our Sun〉はフルートがフィーチャーされた哀愁漂うバラード的仕上がり。３曲目の〈Journey Through Our Dreams〉はアコースティックと虚空に響くヴォーカルと繰り返されるメロディがせつない。そして次第にテンポを早めていく。
４曲目の〈Everything Is Real〉では次第に盛り上がったものが、ラストでは静かに感傷的に終えていく。５曲目の〈Rosanna〉はマリオ･ミーロの泣きのギターをフィーチャーしたインストゥルメンタル。６曲目の〈Openings〉もマリオ･ミーロの泣きのギターとキーボードが哀愁漂う綺麗なメロディーを奏で、次第に激しく変化する。

▲UP

Windchase (風の唄) (1976) ☆☆☆

1.Windchase (20:37)
2.At the End (4:04)
3.Life, Love and Music (4:23)
4.Hello Phimistar (3:41)
5.Peaceful (4:10)

Mario Millo (vocals, guitar, mandoline)
Toivo Pilt (keyboards, mellotron)
Alex Plavsic 　(drums, percussion)
Peter Plavsic (bass)

　前作の路線を引き継ぎ、更に透明感がが増している作品。
　１曲目の〈Windchase〉は壮大に変化し展開する20分もの大曲。大空を舞うような透き通ったサウンドが素晴らしい。ラストはテーマのメロディに戻り感動的に終える。２曲目の〈At the End〉と５曲目の〈Peaceful〉はゆったりした落ち着いたインストゥルメンタル。３曲目の〈Life, Love and Music〉は爽やかなナンバー。４曲目の〈Hello Phimistar〉はアップテンポでスリル感ある楽曲。

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