Roger Waters
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 ロジャー・ウォーターズは1944年9月9日、イギリス・ケンブリッジに生まれる。父親は第二次世界大戦時にイタリアで戦死している。

 1965年にロジャー・ウォーターズ(B)、リック・ライト(Key)、ニック・メイソン(Ds)で〔シグマ6〕というグループを結成。その後、当時アート・スクール在学中だったシド・バレット(G)とケンブリッジ出身のジャズ・ギタリスト、ボブ・クローズを加え、1966年に〔ピンク・フロイド・サウンド〕として活動する。翌年、ボブ・クローズ脱退と共に、〔ピンク・フロイド〕と改名された。結成当初はいわゆるブルース・バンドであったが、シドとリックの影響でサイケディックな音楽へと進み頭角を現してきた。

 1967年3月にシングル〈Arnold Layne / Candy And A Currant Bun〉(4月22日付のレコード・ミラー紙で20位に)、5月に〈See Emily Play〉、8月にはデビューアルバム《The Piper At The Gates Of Dawn(夜明けの口笛吹き)》を発表。イギリスで一躍スターとなった。しかし発表後リーダーのシドが精神異常をきたしライブの演奏もままならなくなった。そこで1968年にシドの友人でもあったデイヴ・ギルモア(G)が加入。
 以後バンドの主導権を握ったのはロジャー・ウォーターズ。新生フロイドとして1968年に《A Saucerful Of Secrets(神秘)》、1969年にサントラ《More》、同年に2枚組大作《Ummagumma(ウマグマ)》を立て続けてに作成。1970年には当時流行していたクラシックとロックの融合させた《Atom Heart Mother(原子心母)》を発表し評価を揺るぎないものにした。なお同年、ロン・ギーシン(イギリスの前衛音楽家)のアルバム《肉体(ボディ)》でロジャーはゲスト参加している。

 1971年に《Meddle(おせっかい)》、1972年にサントラ《Obscured By Clouds(雲の影)》を作成。そして1975年に最高傑作《The Dark Side Of The Moon(狂気)》を発表。その空間的に構築された音楽世界は素晴らしく、驚異的なセールスを記録し、音楽界の頂点を極める。1975年に問題作《Wish You Were Here(炎)》、1977年に社会的メッセージの強い《Animals》、そして79年に文明批判の超大作《The Wall》を発表。その中の"Another Brick In The Wall(PartU)"は全米bPに輝く。だが、83年の《The Final Cut》をリリース後、ロジャー・ウォーターズはバンドを封印する。
 1984年にはファースト・ソロ作品《The Pros and Cons of Hitch Hiking(ヒッチハイクの賛否両論)》を発表。ゲストはエリック・クラプトンやメル・コリンズという豪華メンバーが参加している。この作品を発表した後の1985年末、フロイドでやれることはすべてやり尽くしたとしてバンドを脱退する。当初は、バンド自体の活動停止をもくろんでいたが、レコード会社や他のメンバーからは同意を得られず、デヴィッド・ギルモアを中心にした新生フロイドが動き始めると、ロジャーは激怒し、訴訟沙汰にまで発展した。しかし、ロジャー側の敗訴に終わる。

 1986年にはレイモンド・ブリッグス原作のアニメ映画《When The Wind Blows(風が吹くとき)》のサウンド・トラック盤を手掛ける。デヴィッド・ボウイ、ジェネシス、スクイーズらが参加した。1987年、複雑なコンセプト内容である《RADIO K.A.O.S.》を発表。1990年には前年のベルリンの壁崩壊を記念したライブ・イベント「The Wall Live In Berlin」を開催する。ザ・バンド、シンディ・ローパー、ジョニ・ミッチェル、スコーピオンズ、ヴァン・モリソンなど錚々たるメンバーが参加し、20万人もの観客を動員した(その後、ライブ盤とビデオを発売)。

 1992年、《Amused To Death(死滅遊戯)》を発表。ゲストにジェフ・ベックらが参加した。湾岸戦争や天安門事件を題材に取り上げるなど、ロジャーの作品の中でも特に社会的・政治的な色合いが濃い作品で、ソロ作品の中で最高傑作とされている。

 2002年、これまでのソロ活動を集約したベスト・アルバム《Flickering Flame(フリッカーリング・フレイム) 》を発表。2004年、インターネットでのダウンロードのみで新曲〈To Kill The Child/Leaving Beirut〉を発売(日本のみCD化された)。イラク戦争やブッシュ政権、ブレア政権を批判した内容となっている。2005年、80年代後半から制作を続けてきたオペラ・アルバム《Ca Ira(サ・イラ〜希望あれ)》をリリース。フランス革命を題材にしており、壮大なスケールの作品となっている。 同年7月2日にはアフリカ貧困撲滅チャリティー・イベント「LIVE 8」にPINK FLOYDメンバーとして参加した。

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