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アメリカのプログレッシブ・メタルバンドのQueensryche（クィーンズライチ）の前身は、シアトルで活動していたマイケル・ウィルトン（g）とスコット・ロッケンフィールド（dr）が結成したバンド〔CROSS FIRE〕に、クリス・デガーモ（g）とエディ・ジャクソン（b）が参加して〔THE MOB〕となり、後に〔Queensryche〕に改名する。そして、ゲストとしてジェフ・テイト（vo）を誘って《Queen of the Reich 》を自主制作レーベルからリリースする。1983年にEMIと契約し、《Queen of the Reich 》を《Queensryche》として再リリースする。84年に《The Warning (警告)》、86年に《Rage for Order (炎の伝説)》を発表する。
88年にコンセプトアルバム《Operation: Mindcrime》をリリース。ピンク・フロイドの《The Wall》、ザ・フーの《Tommy》と並び称されるほどの高い評価を得て大ヒットする。90年にリリースした《Empire》では、初のトップ10入りとなる〈Scilent Lucidity〉をはじめ多くのシングルヒットを生む。アルバムはビルボード最高位7位、全米で売り上げ300万枚を突破し、成功を収めた。
４年ぶりにリリースされた94年の《Promised Land (約束の地)》は、アルバムは初登場3位となるが、前作のような商業的成功には至らなかった。97年の《Hear In The Now Frontier》の発表後にデガーモが脱退し、代わって99年の《Q2K》からはケリー・グレイ（g）が加入。レコード会社を替えて2003年に《Tribe》をリリース。これには4曲においてデガーモがスペシャルゲストとして参加している。ケリー・グレイは脱退し代わりにマイク・ストーン（g）がセカンドギターとして加入する。06年に《Mindcrime》の続編となる《Operation: Mindcrime II》をリリースした。 |
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