Brian Eno
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Here Come The Warm Jets(ヒア・カム・ザ・ワーム・ジェット)(1974) ☆☆

Here Come The Warm Jets 1.Needle in the Camel's Eye(ニードレス・イン・ザ・キャメルズ・アイ)
2.Paw Paw Negro Blowtorch(ザ・ポー・ポー・ニグロ・ブロウトーチ)
3.Baby's on Fire(ベイビーズ・オン・ファイアー)
4.Cindy Tells Me(シンディ・テルズ・ミー)
5.Driving Me Backwards(ドライビング・ミー・バックワーズ)
6.On Some Faraway Beach(オン・サム・ファーアウェイ・ビーチ)
7.Blank Frank(ブランク・フランク)
8.Dead Finks Don't Talk(デッド・フィンクス・ドント・トーク)
9.Some of Them Are Old(サム・オブ・ゼム・アー・オールド)
10.Here Come the Warm Jets(ヒア・カム・ザ・ウォーム・ジェッツ)

 アナログA面にあたる5曲目まではポップ風で、B面にあたる6曲目以降は実験的な作品が収録されている。
 1曲目〈Needle in the Camel's Eye〉はパワフルなサウンド。2曲目〈Paw Paw Negro Blowtorch〉は初期イーノ・サウンドを色濃く出て、実験的な作品。7曲目〈Blank Frank〉はフィリップの共作でメロウな楽曲。

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Taking Tiger Mountain(タイキング・タイガー・マウンテン) (1974) ☆☆☆

Taking Tiger Mountain 1.Burning Airlines Give You So Much More(バーニング・エアランズ・ギブ・ユー・ソー・マッチ・モア)
2.Back In Judy's Jungle(バック・イン・ジュディズ・ジャングル)
3.Fat Lady Of Limbourg(ザ・ファット・レディ・オブ・リンバーグ)
4.Mother Whale Eyeless(マザー・ホエール・アイレス)
5.The Great Pretender(ザ・グレート・プリテンダー)
6.Third Uncle(サード・アンクル)
7.Put A Straw Under Baby(プット・ア・ストロー・アンダー・ベイビー)
8.The True Wheel(ザ・トゥルー・ホイール)
9.China My China(チャイナ・マイ・チャイナ)
10.Taking Tiger Mountain(テイキング・タイガー・マウンテン)

 全体的にポップでまとまりのある作品。
 1曲目〈Burning Airlines Give You So Much More〉は当にイーノ・サウンドの初期を代表する作品で好きだ。2曲目〈Back In Judy's Jungle〉はユーモラスなリズムで軽快なタッチに仕上がっている。3曲目〈Fat Lady Of Limbourg〉のイーノのヴォーカルは不気味。4曲目〈Mother Whale Eyeless〉はサイケデリック風。5曲目〈The Great Pretender〉はピンク・フロイドを思わせるような実験的な音作り。6曲目〈Third Uncle〉はスピード感があるパワフルなサウンド。10曲のタイトル曲〉Taking Tiger Mountain〉はメロウな作品で素晴らしい。

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Another Green World(アナザー・グリーン・ワールド) (1975) ☆☆☆

Another Green World 1.Sky Saw(スカイ・ソー)
2.Over Fire Island(オーヴァー・ファイアー・アイランド)
3.St. Elmo's Fire(セント・エルモス・ファイアー)
4.In Dark Trees(イン・ダーク・トゥリーズ)
5.Big Ship(ザ・ビッグ・シップ)
6.I'll Come Running(アイル・カム・ランニング)
7.Another Green World(アナザー・グリーン・ワールド)
8.Sombre Reptiles(サムバー・レプティル)
9.Little Fishes(リトル・フィッシュズ)
10.Golden Hours(ゴールデン・アワーズ)
11.Becalmed(ビカームド)
12.Zawinul/Lava(サビヌル/ラーヴァ)
13.Everything Merges With the Night(エヴリシング・マージズ・ウィズ・ザ・ナイト)
14.Spirits Drifting(スピリッツ・ドリフティング)

 イーノ初期における傑作。1曲目の〈Sky Saw〉は奇妙なサウンドのナンバー。 3曲目の〈St. Elmo's Fire〉はスピード感のあるナンバー。2曲目の〈Over Fire Island〉と7曲目のタイトル曲の〈Another Green World〉はインストルメンタルで素晴らしい出来ばえ。10曲目の〈Golden Hours〉はテンポの良い軽快なサウンド。11曲目の〈Becalmed〉からは一転して静寂で幻想なサウンドに変化し、環境音楽というべきものになる。

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Discreet Music(ディスクリート・ミュージック)(1975)☆☆☆

Discreet Music( 1.Discreet Music(ディスクリート・ミュージック)
2.Three Variations on the Canon in D Major by Johnaa Pachelbel
 (バッヘルベルのカノンに基づく3つの協奏曲)
 @.Fullness of Wind(フルネス・オブ・ウインド)
 A.French Catalogues(フレンチ・カタログ)
 B.Brutal Ardour(ブルータル・アーダ)

 1975年1月18日、スタジオからの帰途に交通事故に遭い頭に17針を縫う怪我を負う。その時の入院先での体験がアンビエント・ミュージック制作のきっかけとなったと言われる。本作はその事故後の75年11月にリリースされ、初のアンビエント・レコードとなった。
 このアルバムは「音楽の自己生成」というコンセプトが反映され、長さの違う単純なメロディを録音されたテープが特殊なテープ・レコーダーで繰り返され、お互いが脈絡なしに重なり合うという方式で作成された。2曲目の〈Three Variations on the Canon in D Major by Johnaa Pachelbel〉もギャヴァイン・ブライアーズ指揮の管弦四重奏を録音したテープの速度の変化などでズレ、結果的に作り手の予期しない音楽が生成されたもの。イーノ独自の音響空間に浸り、漂い、浮かぶことができ、心が癒される。

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Peter And The Wolf(ピーターと狼)(1975) ☆☆

PeterAndTheWolf 1.Introduction
2.Peter's Theme
3.Bird And Peter
4.Duck Theme
5.Pond
6.Duck And Bird
7.Cat Dance
8.Cat And Duck
9.Grandfather
10.Cat
11.Wolf
12.Wolf And Duck
13.Threnody For A Duck
14.Wolf Stalks
15.Cat In Tree
16.Peter's Chase
17.Capture Of Wolf
18.Hunters
19.Rock And Roll Celebration
20.Duck Escape
21.Final Theme

 ロシアの作曲家、プロコフィエフの交響曲の「ピーターと狼」のロック風にしたもの。各楽器が登場人物の役割を与えられている。イーノはシンセサイザーで役柄は敵役の狼で、12曲目の〈Wolf And Duck〉はノイズ混じりのシンセサイザーは素晴らしい。

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Before And After Science(ビフォ・アンド・アフター・サイエンス) (1977) ☆☆

Before And After Science 1.No One Receiving(ノー・ワン・レシービング)
2.Backwater(バックウォーカー)
3.Kurt's Rejoinder(カーツ・リジョインダー)
4.Energy Fools the Magician(エナジー・フールズ・ザ・マジシャン)
5.King's Lead Hat(キングス・レッド・ハット)
6.Here He Comes(ヒア・ヒー・カムズ)
7.Julie With...(ジュリー・ウィズ…)
8.By This River(バイ・ディス・リバー)
9.Through Hollow Lands(スルー・ハロウ・ハンズ)
10.Spider and I(スパイダー・アンド・アイ)

 全体的にコンストラストがはっきりしたバランスのとれたアルバムだ。
 1曲目の〈No One Receiving〉はエコー音も効果的に使用されたテンポが良いポップなナンバー。2曲目の〈Backwater〉はアフリカン・ミュージックっぽい印象を受ける奇妙な作品。けたたましく演奏される5曲目の〈King's Lead Hat〉はニューロマンティック風の仕上がり。7曲目の〈Julie With〉から一転して穏やかなサウンドで、奇妙で幻想的な世界へと導いてくれる。

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Cluster & Eno /Cluster & Brian Eno クラスター&イーノ (1977) ☆

Cluster & Eno 1Ho Renomo
2.Schon Hande
3.Steinsame
4.Fur Luise
5.Mit Simaen
6.Lelange
7.Die Bunge
8.One
9.Wehrmut

 全体に単調で静寂な音作りとなっている。その中でも7曲目の〈Die Bunge〉はお気に入りだ。

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Ambient1:Music For Airports(ミュージック・フォ・エアポート)(1979) ☆☆☆

AMBIENT1:Music For Airports 1.1/1
2.2/1
3.1/2
4.2/2

 "アンビエント"シリーズの第1弾として発表された作品。サウンドといってもテンポもなく、緩やかで優しく静寂な音が流れる。読書をしながら聞くのには最高に良い。

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Ambient2:The Plateaux Of Mirror/Harold Budd , Eno(ザ・プラトウ・オブ・ミラー)(1980) ☆☆☆

Ambient 2:The Plateaux Of Mirror 1.First Light(ファースト・ライト)
2.Steal Away(スティール・アウェイ)
3.Plateaux of Mirror(ザ・プラトウ・オブ・ミラー)
4.Above Chiangmai(アバブ・シャンマイ)
5.Arc of Doves(アン・アーク・オブ・ダブズ)
6.Not Yet Remembered(ノット・イェット・リメンバード)
7.Chill Air(ザ・チル・エア)
8.Among Fields of Crystal(アマング・フィールズ・オブ・クリスタル)
9.Wind in Lonely Fences(ウインド・イン・ロンリー・フェンセス)
10.Failing Light(フェイリング・ライト)

 作曲家"ハロルド・バッド"を迎えて作成したアンビエント・シリーズ第2弾。前作と比較しサウンドが洗練された感じがする。全体を通じて心が癒され、無理なく静寂に音楽が流れる。

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My Life in the Bush of Ghosts /David Byrne, Brian Eno (1981) ☆☆☆

My Life in the Bush of Ghosts 1.America Is Waiting
2.Mea Culpa
3.Regiment
4.Help Me Somebody
5.The Jezebel Spirit
6.Very, Very Hungry
7.Moonlight in Glory
8.The Carrier
9.A Secret Life
10.Come with Us
11.Mountain of Needles

 ブライアン・イーノとデヴィッド・バーンの共作。「コーラン」に「演説」に「説教」。これがファンクビートと組み合わされて、「音楽」の形となっている。トーキングヘッドの《リメインインライト》の前に録音されていたとか。
 1曲目の〈America Is Waiting〉はファンキーで格好良い。2曲目の〈Mea Culpa〉は機関銃のような言葉の繰り返しが印象的。3曲目の〈Regiment〉7曲目の〈Moonlight in Glory〉はアフリカンっぽいサウンド。4曲目の〈Help Me Somebody〉はアップテンポで乗りがよい。8曲目の〈The Carrier〉と9曲目の〈A Secret Life〉は宗教的な雰囲気。10曲目の〈Come with Us〉は不気味なサンバー。11曲目の〈Mountain of Needles〉はアンビエントで幻想的。

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Ambient4:On Land (オン・ランド)(1982) ☆☆

AMBIENT4:On Land 1.Lizard Point(リザード・ポイント)
2.Lost Day(ザ・ロスト・デイ)
3.Tal Coat(タル・コート)
4.Shadow(シャドウ)
5.Lantern Marsh(ランターン・マーシュ)
6.Unfamiliar Wind (Leeks Hills)(アンファミリアー・ウインド)
7.Clearing(ア・クリアリング)
8.Dunwich Beach, Autumn, 1960(ダンウィッチ・ビーチ、オータム、1960)

 様々な音、カエルや虫や水などの自然音や、低く垂れる音、非楽器な音(石、棒など)が混じり合い、リズムのない音が漂う。リズム感溢れる箇所があったり、癒される場面があったり、心が優しくなれる時があったり、多くのイマジネーションの世界が広がる作品。

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Apollo:Atmospheres & Soundtracks (宇宙への伝導)(1983) ☆☆

Apollo 1.Under Stars(アンダー・スターズ)
2.Secret Place(ザ・シークレット・プレイス)
3.Matta(マッタ)
4.Signals(シグナルズ)
5.Ending (Ascent)(最後の上昇)
6.Under Stars II(アンダー・スターズU)
7.Drift(漂流)
8.Silver Morning(銀色の夜明け)
9.Deep Blue Day(ディープ・ブルーデイ)
10.Weightless(無重力)
11.Always Returning(オールウェイズ・リターニング)
12.Stars(スターズ)

 「アポロ計画」の任務遂行を描いたドキュメンタリー映画のサントラ盤。アンビエントの作品で培ってきた音作りになっている。浮遊感溢れる感覚、はるか宇宙から見る地球、宇宙にぽつんと漂う小さな宇宙船など、眺めているように巧みに音を表現している。時も空間も越えた世界を想像させる作品。

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Thursday Afternoon (1985) ☆☆☆

Thursday_Afternoon 1.Thursday Afternoon

 当時はまだ普及率が低かったコンパクト・ディスク(CD)のファーマットのみでリリースされ、アナログ・レコードでは不可能な61分間ノンストップで1曲という構成はCDの特性を生かした作品。1984年4月の「木曜日の午後」にサンフランシスコで撮影されたクリスティーン・アリシノの7本のビデオ作品を収録した作品。内容はヌードの女性モデルがゆっくりと動いていく様子を捉えたビデオ絵画集。カナダ・トロントで開催されたビデオ・カルチャー・カナダ展の非物語ビデオ部門で1位を獲得した。イーノは何度も飽きずに見られるビデオ制作をめざし、まさに「アンビエント・ビデオ」を提案した。

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Desert Island Selection (1986)☆☆

Desert Island Selection 1.Here He Comes
2.Everything Merges With the Night
3.I'll Come Running (To Tie Your Shoes)
4.On Some Faraway Beach
5.Spirits Drifting
6.Back in Judy's Jungle
7.St. Elmo's Fire
8.No One Receiving
9.Julie With...
10.Taking Tiger Mountain
11.1/1

 1曲目の〈Here He Comes〉は陽気でポップな作品。2曲目の〈Everything Merges With the Night〉はのどかな雰囲気。3曲目の〈I'll Come Running〉は軽快なポップな楽曲。4曲目の〈On Some Faraway Beach〉は徐々に盛り上がっていく。5曲目の〈Spirits Drifting〉はアンビエント作品。6曲目の〈Back in Judy's Jungle〉はサーカス団のようにユニークで気持ちよい。7曲目の〈St.Elmo's Fire〉はアップテンポで心地よいサウンド。8曲目の〈No One Receiving〉はしっかりしたテンポに奇怪な音が組み合わされる。9曲目の〈Julie With...〉はヴォーカル入りのアンビエント風のナンバー。10曲目の〈Taking Tiger Mountain〉はスローで穏やかな楽曲。11曲目の〈1/1〉はアンビエント作品。

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Nerve Net(ネヴァー・ネット) (1992) ☆☆☆

Nerve Net 1..Fractal Zoom(フラクタル・ズーム)
2.Wire Shock(ワイヤー・ショック)
3.What Actually Happened?(ホワット・アクチアリィ・ハプンド?)
4.Pierre in Mist(ピエール・イン・シスト)
5.My Squelchy Life(マイ・スケルチィ・ライフ)
6.Juju Space Jazz(ジュジェ・スペース・ジャズ)
7.Roil, the Choke(ザ・ロイル、ザ・チョーノ)
8.Ali Click(アリ・クリック)
9.Distributed Being(ディストリービューテッド・ビーイング)
10.Web(ウェブ)
11.Web [Lascuax Mix](ウェブ・ラスコー・ミックス)
12.Decentre(ディセンター)

 単独名義としては7年ぶりの作品。珍しくイーノのヴォーカルがフィーチャーされ、アンビエントと違ったアルバムになっている。イーノ自身は本作を「自己矛盾、バランス感覚が無い、しまりの無い、不協和音的、ケバい云々」と解説している通り、これがコンセプトである。
 内容は曲ごとに違ったテンポを中心に音が絡み合っていく。1曲目〈Fractal Zoom〉はパワフルなサウンドでお気に入りだ。2曲目〈Wire Shock〉はアフリカン民族音楽を思わせるサウンドを聞かせる。3曲目は〉What Actually Happened〉はテクノっぽい印象の曲。6曲〈Juju Space Jazz〉は低音がずしりと響く。9曲目〈Distributed Being〉は単調なリズムが刻まれながら徐々に盛り上がっていく。10曲目〈Web〉では不協音が流れ続けていく。

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The Shutov Assembly (1992) ☆☆

The Shutov Assembly 1.Triennale(トリエンナーレ)
2.Alhondiga(アロンディガ)
3.Markgraph(マークグラフ)
4.Lanzarote(ランザローテ)
5.Francisco(フランシスコ)
6.Riverside(リバーサイド)
7.Innocenti(イノチェンティ)
8.Stedelijk(ステデリーク)
9.Ikebukuro(イケブクロ)
10.Cavallino(カバリーノ)

 1985年から90年に録音した様々な用途のアンビエントを集めた作品。全体的に統一感があり、静寂で幻想的な世界が広がるアルバム。

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Future Perfect /Roger Eno ,Harold Budd ,Channel Light Vessel ,Kate St. John ,Bill Nelson ,Eno(1995) ☆

Future Perfect 1.Domus In Nebulae
2.Saint Columbas' Work
3.Western Island Of Apples
4.Bruegel
5.Stravinski
6.Distant Hill
7.Radiothesia III
8.Testify
9.Faint Aroma Of Snow
10.For The Love Of You
11.Your Promised Land
12.Big Noise In Twangton
13.Her Prescence In Flowers

 参加アーティスト6組によるコンピレイト・アルバム。5,6,7曲目がイーノのソロ。これはエイズで亡くなったイギリスの映像作家デレク・ジューマンの「Glitterbug」の作品用に作成したらしい。5曲目の〈Stravinski〉は大作曲家のストラヴィンスキーのことで、躍動感ある曲となっている。6,7曲目はアンビエント作品である。

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Spinner /Brian Eno ,Jah Wobble (1995)☆☆☆

Spinner 1.Where We Lived(かつていたところ)
2.Like Organza(オーガンジーのように)
3.Steam(スチーム)
4.Garden Recalled(ガーデン・リコールド)
5.Marine Radio(マリン・ラジオ)
6.Unusual Balance(アンユージュアル・バランス)
7.Space Diary 1(スペース・ダイアリー1)
8.Spinner(スピナー)
9.Transmitter and Trumpet(送信器とトランペット)
10.Left Where It Fell (落ちたまま)

 PILのベーシストのジャー・ウォブルとのアンビエント作品。
 1曲目の〈Where We Lived〉は深海の中を手探りで進むようなナンバー。2曲目の〈Like Organza〉は神秘の世界をさまよう。3曲目の〈Steam〉では水中を漂う感じ。4曲目の〈Garden Recalled〉はしんみりとした静寂な楽曲。5曲目の〈Marine Radio〉は小刻みなテンポが心地よい。6曲目の〈Unusual Balance〉は奇怪な音の組み合わせ気持ちよい。7曲目の〈Space Diary〉は宇宙空間が広がる雰囲気。8曲目の〈Spinner〉は暗闇を突き進んでいく物体をイメージさせる。9曲目の〈Transmitter and Trumpet〉は汽車が進むような印象。10曲目の〈Left Where It Fell〉はミステリアスな楽曲。

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The Drop(ザ・ドロップ) (1997) ☆

The Drop 1.Slip, Dip(スリップ・ディップ)
2.But If(バット・イフ)
3.Belgian Drop(ベルジャン・ドロップ)
4.Cornered(コーナード)
5.Block Drop(ブロック)
6.Out/Out(アウト/アウト)
7.Swanky(スワンキー)
8.Coasters(コースターズ)
9.Blissed(ブリスト)
10.M.C. Organ(M.C.オルガン)
11.Boomcubist(ブーンキュビスト)
12.Hazard(ハザード)
13.Rayonism(レイヨニズム)
14.Dutch Blur(ダッチ・ブラー)
15.Back Clack(バック・クラック)
16.Dear World(ディア・ワールド)
17.Iced World(アイスト・ワールド)

 ソロとしては4年ぶりの作品。16曲までは短編作品。17曲目が32分と長い。全体的にジャズっぽい仕上がり。
 1曲目の"Slip, Dip"はテンポがなく神秘的な音が流れる。3曲目の"Belgian Drop"は単調なリズムが続く。4曲目の"Cornered"はピアノ音だけで構成される。17曲目の"Iced World"は長い作品でゆったりとして素晴らしい。

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music for 陰陽師 伶楽舎 with Pete Schwalm,(2000) ☆

music for 陰陽師 1.Star Gods
2.Six Small Pictures
3.Connecting Heaven to Earth
4.Little Lights
5.The Milky Way
6.Faraway Suns

 夢枕獏+岡野玲子による「陰陽師」のイメージ作品。2枚組で、2枚目にイーノのアンビエント作品が収められている。

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Drawn from Life(ドーン・フロム・ライフ) (2001) ☆☆

Drawn from Life 1.From This Moment(フロム・ディス・モーメント)
2.Persis(パーシス)
3.Like Pictures Part #1(ライク・ピクチャーズ・パート1)
4.Like Pictures Part #2(ライク・ピクチャーズ・パート2)
5.Night Traffic(ナイト・トラフィック)
6.Rising Dust(ライジング・ダスト)
7.Intenser(インテンサー)
8.More dust(モア・ダスト)
9.Bloom(ブルーム)
10.Two Voices(トゥー・ヴォイセズ)
11.Bloom(ブルーム(インストゥルメンタル))

 ドラマーでコンポーザーであるJ・ピーター・シュワルム(1970年生まれ)とのコラボレイト作品。幻想的で実験的な世界を感じさせてくれる。女性や男性、子供の声のような音を効果的に使われている4曲目の〈Like Pictures Part #2〉をはじめ、6曲目の〈Rising Dust〉、7曲目の〈Intenser〉、9曲目の〈Bloom〉はユニークで面白いサウンドで好きだ。

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Music For Films Vol.3 /Brian Eno & Various Artists (2005)☆☆

Music For Films Vol.3 1.Asian River - Brian Eno
2.Creation - Brian Eno
3.Sirens - Daniel Lanois and Brian Eno
4.Minute Warning - John Paul Jones
5.Kalimba - Laraaji
6.Fleeting Smile - Roger Eno
7.Quixote - Roger Eno
8.Tension Block - Daniel Lanois and Brian Eno
9.White Mustang - Daniel Lanois and Brian Eno
10.Balthus Bemused By Color - Harold Budd
11.For Her Atoms - Misha Mahlin and Lydia Theremin
12.Shark 12 - Brian Eno*
13.Err - Michael Brook
14.Saint Tom - Brian Eno
15.Opera - Roger and Brian Eno
16.Zaragoza - Laraaji
17.Slower And Slower - Brian Eno

 架空の映画サウンドトラックの第3弾。この作品はイーノだけではなく弟のロジャー・イーノなど複数のアーティストが参加してのオムニバス形式となっている。アンビエントが心地よい。

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More Music For Films (2005) ☆☆

More Music For Films 1.Untitled (2005 Digital Remaster) 02:06
2.The Last Door (2005 Digital Remaster) 01:31
3.Chemin De Fer (2005 Digital Remaster) 01:58
4.Dark Waters (2005 Digital Remaster) 01:07
5.Fuseli (2005 Digital Remaster) 01:41
6.Melancholy Waltz (2005 Digital Remaster) 01:47
7.Northern Lights (2005 Digital Remaster) 02:14
8.From The Coast (2005 Digital Remaster) 02:03
9.Shell (2005 Digital Remaster) 01:27
10.Empty Landscape (2005 Digital Remaster) 01:27
11.Reactor (2005 Digital Remaster) 01:41
12.The Secret (2005 Digital Remaster) 01:13
13.Don't Look Back (2005 Digital Remaster) 00:57
14.Marseilles (2005 Digital Remaster) 01:29
15.The Dove (2005 Digital Remaster) 01:26
16.Roman Twilight (2005 Digital Remaster) 03:39
17.Dawn, Marshland (2005 Digital Remaster) 03:12
18.Climate Study (2005 Digital Remaster) 03:24
19.Drift Study (2005 Digital Remaster) 02:33
20.Approaching Taidu (2005 Digital Remaster) 03:27
21.Always Returning (II) (2005 Digital Remaster) 03:10

《Music For Films Vol.1と2》からの選曲された小曲が詰まったアンビエントな作品。

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