義経・上
○出版社/文春文庫 ○1977年10月
○時代/戦国以前
○目次
寝腐れの殿/四条の聖/稚児懴法/鏡の宿/蛭ケ小島/白河ノ関/弁慶/京の源氏/富士川/鎌倉の新府/木曽の猪舞/法住寺炎上
年若丸としての少年時代から、義経となって華やかに歴史に登場したこの武将は、軍事的な天才ではあったが、あわれなほどに政治感覚がなかったため、ついに悲劇的な最期に至った。
ここに付箋・・・
■義経は正近によって源氏の血を知り復讐を誓う
■藤原秀衡にかわいがられた義経は現実感覚のとぼしさに欠けていた
■頼朝は東国武士の不平に応えたから忽然と大軍の主となった
■頼朝との劇的な対面