手掘り日本史
○出版社/文春文庫 ○1990年11月
○目次
私の歴史小説/庶民の風土/生活史への興味/上方の精神的風土/歴史のなかの日常/トシさんが歩いている/歴史を見る目/史料の語りくち/歴史のプラスとマイナス/手ざわりの感覚/歴史のなかの人間/見える目と見える場/義経という人気者/史観というフィルター/体制製造家と処理家/日本史と日本人/日本的正義感/藩というイメージ/蘭学と実学/思想と技術/無思想という思想/日本史のおもしろさ/わが小説のはじまり
ここに付箋・・・
■お布令一枚で廃仏毀釈をスラスラ行った日本人
■大阪人について
■新選組という組織を発明した不思議
■勝海舟の偉さ
■竜馬は構想が大きいから姿勢が柔軟
■信長は自身の成功を見習わなかった偉さ
■竜馬は長崎を発想点に政情を観望
■義経を見る日本人の判官びいきの困った問題
■南北朝時代は利権抗争で創造的なものはでない
■西郷や大久保などの体制製造家は悲劇
■家康、伊藤らの処理家が成功
■日本人は社会を組みあげていくことが正義だと思っている
■日本はひとつの体制ができるとマスのエネルギーがそこに殺到する