功名が辻・1
○出版社/文春文庫 ○2005年2月
○時代/戦国時代
○目次/嫁の小袖/戦場/空也堂/姉川/唐国千石/長篠合戦/乱世の奉公人/十両の馬
戦国時代、戦闘も世渡りもからきし下手な夫・山内一豊を、三代の覇者交代の間を巧みに泳がせて、ついには土佐の太守に仕立て上げたその夫人のさわやかな内助ぶりを描く
ここに付箋・・・
■自惚れという肥料だけが才器ある男をのばす道
■おなじ叱言でも陽気な心でいえば夫の心がかえって鼓舞されるもの
■戦国時代は主人も有能の士を選ぶが士たる者も主人を選ぶ
■織田家では働きの次第では大名になれるかもしれぬという夢が勇気づけている
■千代は非凡という「うわさ」を黄金十枚で買った