童門冬二著書
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          小説海舟独言

■徳川幕府の七分積立金

<本文から>
 明治維新で徳川幕府が崩壊したとき、幕府財産の中にそれまで江戸市民が積み立てた数十万両の”七分積立金”というのがあった。この小説は、その積立金をめぐっての旧幕府人と新政府側との攻防を、勝海舟が自ら語る維新秘話である。
 

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