黒田清隆 (1840-1900) 薩摩藩士

黒田清隆  鹿児島城下の新屋敷町に黒田清行の長男として生まれる。文久三年(1863)薩英戦争において初めて実戦を経験する。翌年、大山巌とともに江戸の江川太郎左衛門の塾に入り、砲術を学ぶ。禁門の変に参加し、また慶応元年(1865)西郷の使者として長州に赴き、桂小五郎の上京のため奔走し、翌年の薩長同盟の成立に尽力する。
 戊辰戦争では、鳥羽伏見の戦いのあと、北陸道鎮撫総督兼会津征討総督の参謀となる。旧幕軍が降伏し、榎本助命に奔走し特赦に成功する。
 箱館戦争後の明治三年(1870)北海道平定の功により開拓次官となり、西洋農法の輸入や石炭発掘に尽力し北海道開拓の礎を築く。西南戦争では西郷を敗北に追いやる。その後、内閣総理大臣や枢密院議長等を務める。1900年に逝去。

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