The Moody Blues
TOP HISTORY MEMBER MUSIC
-INDEX-

HISTORY
Days Of Future Passed In Search Of The Lost Chord On The Threshold Of A Dream To Our Children's Children's Children A Question Of Balance Every Good Boy Deserves Favour Seventh Sojourn This Is The Moody Blues Caught Live Octave Long Distance Voyager The Present

 The Moody Blues (ムーディー・ブルース)はイギリスの草分け的プログレッシブ・ロック・グループ。1960年代、当時のイギリスのバーミンガムには、〔The Beatles〕を生んだリバプールの"マージー・ビート"に対抗する"ブラム・ビート"を名乗るR&Bバンドが活動していたが、それらのバンドの中から生まれた〔M&B Five〕が〔The Moody Blues〕の前身である。そして1964年にロンドン・レコードと契約し、バンド名を〔The Moody Blues〕と変えてデビューした。オリジナル・メンバーは、デニー・レイン(g,vo)、クリント・ワーウィック(b)、マイク・ピンダー(key,vo)、レイ・トーマス(harp,vo)、グレアム・エッジ(ds)の5人である。
 第2弾シングル〈Go Now!〉が全英1位となり、彼等は注目の的となった。しかし、66年にデニー・レインとクリント・ワーウィックが脱退。残された3人はまず、かつてのバンド仲間であるジョン・ロッジ(b,vo)を復帰させ、更にオーディションでジャステイン・ヘイワード(g,vo)を加えた。
 彼等はそれまでのR&Bスタイルを捨て、ドヴォルザークの「新世界」のようなクラッシクとの融合された音楽性へと変える。1967年、新生〔The Moody Blues〕の1stアルバム《Days Of Future Passed》が制作された。これはロック・バンドとオーケストラの共演したもので、アルバム全体をひとつのテーマでまとめたコンセプト・アルバムとして画期的と評価された。また〈Nights In White Satin(サテンの夜)〉シングル・ヒットし、大成功を収めた。
 68年には、オーケストラの代わりにメロトロンを導入しての2ndアルバム《In Search Of The Lost Chord(失われたコードを求めて)》を発表。また、この作品からプロデューサーに「6人目のムーディー・ブルース」と言われたトニー・クラークを迎え、アルバム・ジャケットをフィル・トラバースが担当。このメンバーは7thアルバム《Seventh Sojorurn》まで続く。
 69年に3rdアルバム《On The Threshold Of A Dream(夢幻)》を発表し、初の全英1位に輝く。同年、彼等は自らのレーベル「スレッショルド・レコード」を設立して、レコード会社経営にも乗り出す。この年にはスレッショルド・レコードから4thアルバム《To Our Children's Children's Children(子どもたちの子どもたちの子どもたちへ)》をリリース。 70年には5thアルバム《A Question Of Balance》を発表。このアルバムではムーグ・シンセサイザーも導入し、電子楽器による新しいサウンドを追求する。この頃になると日本でもプログレッシブ・ロックを代表するバンドとしてピンク・フロイドとともに並び称される。
 71年の6thアルバム《Every Good Boy Deserves Favour(童夢)》は英米だけでなく、日本でもヒット。〈The Story In Your Eyes(愛のストーリー)〉が収録されたこのアルバムは彼等の代表作とされる。72年には7thアルバム《Seventh Sojourn》は初の全米1位に輝いた。
 彼等はその後ワールド・ツアーを行ない、74年1月には初来日して、現在に至るまで唯一となっている日本公演を行う。ところが、ワールド・ツアーの終了後、バンドとしての活動を停止し、各々がソロ活動を始めた。
 事実上の解散状態と思われていたが、78年に再結集し、8thアルバム《Octave》を制作。ところが制作半ばでマイク・ピンダーが脱退してしまう。時あたかもプログレッシブ・ロック全般の衰退期でもあった。 まもなくマイク・ピンダーの後任として元イエスのパトリック・モラーツ(Key)が加入。新しいラインナップによって81年に《Long Distance Voyager》が発表された。このアルバムは全米1位に輝き、また、シングル・カットされた〈Gemini Dream〉、〈The Voice〉もヒットし、彼等は復活を果たした。
 83年には《The Present》、86年には《The Other Side Of Life》を発表。88年には《Sur La Merリリースしたが、その後、パトリック・モラーツが脱退。以後、ムーディー・ブルースは4人で活動を続けることになる。
 91年には《Keys of The Kingdom》、93年には「Days Of Future Passed」の25周年記念コンサートをデンバーで行い、ライブ・アルバム《A Night At Red Rocks》として発表した。その後も精力的にツアーを行う。99年には8年振りのスタジオ・アルバムである《Strange Times》を発表した。その間もジャスティン・ヘイワードはバンド活動と並行してソロ・アルバムをコンスタントに出し続け、現在に至っている。

Voices In The Sky The Other Side Of Life Prelude Sur La Mer Greatest Hits Legend Of A Band Keys Of The Kingdom Time Traveller The Best Of The Moody Blues Anthology Strange Times December

TOP HISTORY MEMBER MUSIC
-INDEX-