Music : Klaus Dinger + Michael Rother
Engineer : Conrad Plank |
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1972年に発表されたファーストアルバム。執拗に繰り返されるハンマー・ビートが圧巻の作品。1コードでリズムをシンプルに刻んでいくギター。ふわふわとしたメロディを奏でるエレクトロニクス・サウンド。実験的な試みの数々。その全てが心地よく響く。
1曲目の〈Hallogallo〉は単調なリズムを刻みながら心地よくメロディが流れるハンマービートが素晴らしい傑作。72年に発表されたと思えないほどの完成度。2曲目の〈Sonderangebot〉はテンポがなく、ただ金属音らしい音が続く実験的ナンバー。そのまま3曲目の〈Weissensee〉へ入り、スローなテンポのまったりとしたサウンドが響く。4曲目の〈Jahresuberblick-Im Gluck〉はテンポがなく、水のせせらぎ、エコー音などが流れる。5曲目の〈Negativland〉はドリル音から幕を明ける実験的なハンマービート作品。ラストに向かって急テンポになり突然に終える。6曲目の〈Liber Honig〉は何故か癒される一番好きな楽曲目の。ルーズでかすれた歌い方が特徴で、牧歌的な雰囲気の作品。
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