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花の豆知識
ユ リ
●ゆり科 多年草
●学名 Lilium
●約4000種からなる。地球上に広く分布し、とくに暖温帯と熱帯に多い。いくつかの乾性のものを除き、この科の種がかなりの範囲を占める地域の優占種や極相植生を構成することはありません。多くは多年草で、一部は木本。
●その中でヤマユリは本州、北海道南部、四国、九州の一部に野生化します。山地の林縁、開けた傾斜草地などに生えます。ユリの王者というべきもので、もっとも大きな花をつけ、強香を放つ。庭植え、切り花として用いられます。6月中旬〜7月に開花。花色は白色で、花被片の中央に淡黄色の条線がある。径20〜26cmに及びます。
●また、テッポウユリは有名で、大正時代からアメリカ、イギリス、オランダ、ドイツ、フランスなどへ多いときには年間二千個もの球根を輸出していました。
●キリスト教の儀式や祭り用として使われています。白ユリの花はキリスト教を象徴する花となりました。
●ヒメユリは乙女の象徴で花が太陽に向かって咲くので有名。オトメユリはサユリ又はヒメサユリとも呼ばれて日本にしかなく、それも東北地方の山に咲く淡紅色の愛くるしいユリ、女の子の名前によく登場します。オニユリは赤茶色の花に黒ゴマのもよう。ウバユリは葉が落ちても咲くので、歯なしの老女といいます。
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