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花の豆知識
ヤ ナ ギ
●やまぎ科 落葉高木
●学名 Salix babylonica
●北海道から九州まで日本全土に分布。日当たりのよい小川の緑や山地の渓流の岩のすきまなどに自生する。
●そう生し、大きなものでは高さ3mにもなる。早春、葉に先立って銀白色の大形の尾状花序を上向きにつける。子房は無柄に近く、白色の毛を密集する。
●ヤナギは嵐や雪にも耐えることから世間にさからわぬ気ままな人生を象徴する木。また、美人にもたとえられて、細くてしなやかウエストを柳腰といい、美しいまゆを柳眉と呼んでいる。
●日本人とヤナギとは長い付き合いで、災難をヤワラゲル、ヤナグ木といい庭や道路に植えてきた。中国では古くから植えられていたようだから、ヤナギは中国から奈良時代に仏教とともに伝来したもの、寺院の池の周りに植え始めたのだろう。
●ヤナギは薬用にも使われて、漢方薬では止血剤として有名。根を煎じてたり、種子を食べたり若芽を茶として飲料にしている。
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