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花の豆知識
チューリップ
●ゆり科 多年草
●学名 Tulipa gesneriana
●中央アジア、北アフリカに広く分布し、約150種からなりますが、園芸的に栽培されているのはそのうち約20種程度です。
●茎は単生で1〜数花をつけ、葉は線形、卵形または披針形で、花は上向きまたは横向きに咲く。雄しべは6個で花被片より短く、花糸はやや扁平。
●園芸品種は、古い園芸品種も合わせると約8000もあったと言われるが、途中で絶えてしまったものなどもあり、1981年にオランダ王室球根協会から発行された園芸品種リストによると約2000種あげられています。
●赤いチューリップは「恋の告白」、白いチューリップは「失恋」、黄色のチューリップは「望みのない恋」、黒紫のチューリップは「熱烈な恋」・・・。チューリップは花言葉はその色によって意味がちがうから要注意。
●チューリップといえばオランダが世界一の生産国で、輸出額は二百億円以上といいます。わが国では、新潟県、富山県が有名ですが、合わせても3億円程度。
●もともと北アフリカが原産地。16世紀の半ば、トルコから初めてヨーロッパに渡り、およそ百年の間、オランダ、イギリス、フランスでは、この花の球根の売買に狂奔しました。ピーク時、新品種の球根はダイヤモンドのように高価で、家や土地などと交換されたり、投機の対象となりました。有名なチューリップ狂時代です。このパプニングのおかげで、近代園芸品の品種改良の技術と株式会社や有価証券取引所の金融組織の基礎がつくられたというから大したものです。
●チューリップの名はイランやトルコの回教徒がかぶるチュルバン(ターバン)からきているます。
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