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花の豆知識
ツ バ キ
●つばき科 常緑広葉樹
●学名 Camellia japonica
●北限は青森と秋田県。それより以南の日本全国に分布。鑑賞用庭園樹や防潮、防風林とする。材は楽器や木槌、薪炭材にも利用する。果実から油をとる。
●樹高は6〜18mにもなり、幹径は30〜50cmで灰白色。花は2〜4月に開花し紅色。9〜10月にさく果が熟し、球形で果肉は厚く、種子は3〜5個の大形で暗褐色。
●寺院にツバキが多く植えられているのは、実からとれる椿油のせいで、椿油は実から65%の油がとれます。古代からこの椿油が灯明となり、また頭髪用ともなった。
●ツバキの別名にはいろいろある。「まんだら」「耐冬花」「都婆岐」などが有名で、ほかには葉が厚いことから「厚葉木」または「艶葉木」なども残っている。
●ツバキは日本原産の木で、中国大陸には分布しないというのが植物学者の定説である。日本から中国へ渡り、シルクロードを西へ旅して、ついにヨーロッパでめずらしい東洋の花と好まれていった。学名も「カメリア・ジャポニカ」と日本名がつけられている。
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