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花の豆知識
トリカブト
●きんぽうげ科 多年草
●学名 Aconitum chinense
●中国原産。茎は直立し、高さ1mほどになり、平滑で無毛である。花時に根出葉はない。花は頂生の円錐花序に10個あまりつき、大輪で濃青色、花柄に細かい曲がった毛がある。一般的に切り花用として多く栽培される。
●根を乾燥したものが猛毒で、昔、北方民族が、クマ狩りで矢の先にこの毒を塗ってとめた。毒はアコニチンというアルカロイドが主成分で強力である。
●トリカブトの名の由来は花のかたちが舞楽の伶人たちが常装束に用いる伶人のかぶとの姿に似ていることからつけられ、やがて戦国武将のかぶとにもたとえられた。織田信長はこの花を「戦勝の花」として好み、出陣の折、床の間に自ら生けたという。敵のかぶとを取るということから、戦いの勝利を祈願したのであろう。
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