photo
花の豆知識
スイートピー
●まめ科 一年草
●学名 Lathyrus odoratura
●イタリアのシシリー島原産。17世紀の中ごろにカトリックの神父フランシスコ・クパニーが発見し研究して書物で発表。イギリスやオランダにこの花を送った。スイートピーは英国の皇帝エドワード7世の戴冠式の公式花に選ばれ、マスコミの宣伝もあってアメリカでも大流行した。春の花だけど暖かいカリフォルニア州で育てられ、クリスマスの花として冬にも出回るようになった。
●やや有毛のつる性一年草で、4m近くものびる。葉は一対の小葉からなる。小葉は楕円形で長さ約5cmになり、花は1〜4個、径約5cmで芳香がある。
●夏咲き系−10月ごろ種子をまいて5月下旬〜6月に開花する。春咲き系−夏咲き系と次の冬咲き系の中間の形質をもち、開花におよぼす長日の効果は夏咲き性ほど明らかではない。戸外では5月に開花する。冬咲き系−温室で切り花用に栽培される系統で耐寒性、耐暑性とも弱い。開花には長日の影響はなく、低温処理により開花が促進される。
●もとの色は紫だけだったけど、白、ピンク、紅紫、藤色などが続々とできた。いろんなスイートピーが人工的な交配でつくられているが、現在でも300種もできている。パーティーのテーブル花やブーケ、コサージュなどに好まれている。
フラワールームに戻る