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花の豆知識
シクラメン
●さくらそう科 多年草
●学名 Cyclamen persicum
●ギリシアからトルコ、キプロス島、レバノンにいたる東地中海沿岸の原産。明治24年頃にヨーロッパから渡来した。16世紀後半には、もう園芸栽培され、鑑賞花へと品種改良が始まった。シクラメンの園芸品種は本種から改良されて作り出されたもの。
●塊茎は多少平たい球形で、表面はコルク質化し、根は下部より発生する。花色は濃桃色から白色と変異に富み、基部には紫色の斑が入る。
●この花を和名で「ブタのマンジュバナ」とか言う。イギリスでは「ブタのパン」などとも呼んでいるようだ。この花が終ったあと、根に丸いカブラのような球根が育って、これをブタが好んで食べるそうだ。
●シクラメンの最初のシが死につながるとかで、特に病人のお見舞いや祝事には好まれない時代もあったという。
●もともとは春咲く花だったが、このごろは冬の花として出回り、クリスマスやお正月に飾るのが流行。時代もかわって、現在、シクラメンの鉢物はプレゼントの主役になっている。
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