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花の豆知識
サツキ、ツツジ
●つつじ科 常緑低木
●学名 Rhododendron
●本州の関東以西、とくに富士山以西の渓流ぞいに自生しています。植栽分布は広く、本州以南ではあるが北海道でも場所により栽培は可能。
●幹は多く高さ0.3m〜1mあまりの枝が横に広がる半円形の樹姿になります。花は枝先に単生し、漏斗状で紫紅色の5裂した花を咲かせます。
●桜の季節が終わると、一斉に咲き始めます。ツツジ科の植物は数が多く、シャクナゲも同属。サツキとツツジは同じツツジ科ですが、ヤマツツジ系の花は4月初めに咲き出し、サツキ系は5月から6月ごろに咲き始めるので分けています。
●ヤマツツジの中で有名なのが、九州の雲仙岳や阿蘇山、霧島山のツツジ。特にキリシマツツジは常緑で赤、白、赤紫色の小さな花が気品があって有名。これが、すでに江戸初期に作られたというから日本人のツツジ好きは伝統的。
●中国から琉球を経て平戸に着いたのがヒラトツツジ。富士山や浅間山、八ケ岳などで大群落をつくるのがレンゲツツジ。サツキは独立種ですが、ヒラトツツジやオオムラサキなどは交配種と言われています。近年になって、西洋ツツジのアザレヤとの交雑種も多く出回っています。
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