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花の豆知識
ナノハナ
●あぶらな科 越年草
●学名 Brassica campestris
●ヨーロッパ原産の一年草または二年草で、はなはだ変異性に富み、多くの栽培植物が知られています。
●草丈は60〜80cm。葉は楕円形で、緑色または黄緑色。花茎は太く先端に黄色の花を総状につけます。
●千葉県安房郡下では切り花用、野菜用のいずれの栽培も多い。
●ナノハナは花なのか、野菜なのかと言う人もいます。今ごろの食卓にナノハナのおしたしが出されると、ほろにがい味が春を感じさせてくれます。3月3日のひな祭りの飾りには、桃の花とナノハナが生けられ、のどかで、あでやかな春の視覚からも感じわれます。また、花の実からナタネ油がとれ、灯明の油ともなります。
●ナノハナの本名は「アブラナ」という。もともと国産ではなく、北ヨーロッパが原産地、野菜として中国に伝わり、奈良時代には渡来していたといいます。清和天皇の時代に山城国男山八幡宮で、初めてナタネ油と作ったといわれます。
●「ナノハナや 月は東に 日は西に」は与謝蕪村の名句です。
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