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花の豆知識
モ ミ ジ
●かえで科 落葉高木
●学名 Acer palmatum
●本州の関東以西、四国m、九州、朝鮮半島、植栽は北海道南部まで。温暖で多少湿気のある深層地を好んで育成する。幹は斜幹、株立ち状などが多い。通常高さ10〜15m、幹径50〜60cm。樹皮は灰褐色で平滑、枝は水平状に出る。花は4〜5月、新葉とともに散房状円錐花序が頂生、えし生し、長さ3〜4cmの花が下垂する。
●果実は10月成熟、翼果は長さ1〜2cm、斜開または平開する。
●秋の山の木々の葉が赤く染まるのを総じて「紅葉」といい、これでモミジとも読ませるが、モミジはカエデのことであり、植物名ではない。秋の山を紅に染めているのはカエデだけではない。すべての木々の葉は秋の朝昼の急激な温度差により、人間の霜焼けのように葉先が赤くなる。ナナカマド、ドウタンツツジ、ニシキギなどの紅葉はモミジに負けないぐらい美しい。
●元来、モミジとは「もみいず」の意味で、木の葉が秋になって紅色や黄色をもみ出すことから始まる。カエデは蛙の手に似ているのでつけられたことばで、モミジが紅葉するのを合わせると「モミズカエデ」となる。
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