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花の豆知識
ケイトウ
●ひゆ科 一年草
●学名 Celosia cristata
●熱帯アジア、インド原産。やがて中国に入り、平安時代に日本に渡来した。染料にも使われていた。
●高さ60〜90cm、園芸品種では15cmから1m以上ものもある。花期は夏から晩秋。花の色は赤、黄、橙、紫紅、白および黄と紅の斑入りなど各色がある。
●語源は赤い花がニワトリのトサカに似ているので、鶏頭とか鶏冠と書いて、中国では赤い色を表すときに、この字をあてている。例えば赤い色の石を「鶏頭石」などと呼ぶ。
●中国の唐の時代の物語に、大ムカデの変身である美女に血を吸われそうになった青年を、彼が飼っている赤い雄のニワトリが主人を助けるためにとびかかり、正体である大ムカデを突き殺し、身も傷ついて死んで助けたという話がある。そのなきがらから流れた赤い血が地中にしみ込んで、翌朝、まるで雄どりのトサカのような赤い花が咲いたという。その花に鶏頭花と名付けたとか。
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