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花の豆知識
カキツバタ
●あやめ科 多年草
●学名 Iris Laevigata
●中国語では燕子花と書きますが、日本では牡若の漢字も用いられる。中国、朝鮮半島、日本に生えます。
●葉は広く剣状線形で長さ40〜80cm、幅2〜3cmで中助は隆起しません。茎は高さ50cm〜70cmで分枝せず、頂端に3花つける。花はふつう紫色で径12cmくらい。外花被片は長楕円形、長さ10cm、幅4.5cmくらいで、花被片の基部から中央にかけて白い一線をもつ。花期葉5月。
●アヤメ属には美しいものが多く、そのうち屏風絵などの日本美術に早くから取り入れられたのはカキツバタです。それはその花が野生ではもっとも大きいこと、京都など古くから分化の発達したところにも野生していること、歌に詠まれて有名になったなどのため。
●昔から「いずれがアヤメ、カキツバタ」と似た美人をたとえていう。これは平安時代、鳥羽上皇の御所にいた「あやめのまえ」という女宮に片思いをし、悩んでいた源頼政の心をためそうと上皇がそっくりさんを集めて十二単を着させて遠くから見せた時、頼政は「いずれか、あやめ引きぞわづらう」と歌い恋人をさがしたという故事からきています。
●伊勢物語の主人公・在原業平とカキツバタ姫との悲しい恋物語や尾形光琳が六曲一双の金屏風に、この花の群生を描いたことによって知れ渡りました。
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