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花の豆知識 |
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ハ ギ |
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●まめ科 落葉低木
●学名 Lespedeza
●北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国に分布。日当たりがよく排水の良好な山野に自生。または植栽される。
●高さ2m、ときに5mぐらいになる。明確な幹はなく、多くの細い枝を分枝し、下垂する。葉は3出複葉で互生し、長さ1〜5cmの細長い葉柄がある。花は7〜9月に、紅紫色の蝶形花を開く。花弁は長さ1cmぐらいで翼弁は色が濃い。豆果は平たい楕円形で10月頃成熟するが、裂けない。中の種子は1個。
●ハギは秋の草花の代表。万葉集の中でも最も多く歌われて、411首を数える。字も草かんむりに合わせて「萩」と書いている。春の代表的な花であるツバキを木と春と並べて「椿」と書くのと対比させている。
●おいしい食べ物の「オハギ」は正式には「御萩」と書くのが本当で、古く平安時代には「萩餅」という名の菓子であった。
●ハギの新芽は茶の葉代わりにもなるし、マメ科の植物だから種類によってはマメもとれるので餅にも混ぜたのだろう。
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