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花の豆知識
フジバカマ
●きく科 多年草
●学名 Eupatorium stoec hadosmum
●古く奈良時代前期に中国から渡来した。日本から朝鮮半島、中国に分布する。河畔の草地に野生する。秋の七草のひとつに選ばれているように、昔は各地の原野に野生があったと思われるが、今ではほとんど日本では絶滅に瀕し、植物園などに栽培してあるものしか見られなくなった。原因は生える場所がなくなったためだ。
●茎の高さ1〜1.5m、葉は対生して多くは3裂し、乾くと芳香がある。
●フジバカマは「香水蘭」ともいわれており、この葉を乾かしてふろに入れると、良い香りがするので、中国では浴剤に使った。今の入浴剤のはじまりだ。
●フジは藤の花のようだとつけられ、バカマは身につける意味から名付けられた。花の色が藤色で香りもよく、邪気を払うために平安貴族は好んで身につけた。
●昔、街道のはずれに品のよい若い女性が倒れていた。村人が手厚く葬ったが、そこから可憐な秋草が生えた。これがフジバカマという
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