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花の豆知識
ブ ド ウ
●ぶどう科 落葉つる高木
●学名 Vitis vinifera
●原産地はカスピ海沿岸地方。和名の葡萄は、古代ペルシャ語のブーダンに基づく音訳字である。この西アジア原産のブドウがエジプト、ギリシャを経て地中海沿岸の国々に伝わった。やがてインドから紀元前1,2世紀頃、漢の武帝の西域遠征によって中国へも伝えられた。世界中に広く栽培されているが、特にヨーロッパ、北米、中近東が主産地となっている。日本には古くからヤマブドウの利用があったが、本種は明治初年にフランスより初めて導入された。マスカット種が岡山県や京都の山科などで作られている。
●温暖な気候を好む。果実は生食するほか、果実酒、乾果、ジュースにする。樹皮は薄く細裂性、巻ひげは間絶性、葉は大きさ、形、色は一定しない。品種が多い。
●一般的に棚作りとする、米国、欧州、中近東の乾燥地では株作りが多い。
●ブドウは生食でも干しブドウにしてもおしいが、有名なのがブドウ酒、ワインづくりである。ドイツやフランスではワインは水がわり。子どもの頃から飲んでいるようだ。食事も料理よりもワインの方が重要で、まず初めにどのワインを選ぶかでその人の人格教養まで見分けられてしまう。
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