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花の豆知識
ベニバナ
●きく科 二年草
●学名 Carthamus tinctorius
●栽培の歴史はきわめて古いが、原種および原産地は明らかではありません。染料または油糧作物としてエジプト、インドネシア、アメリカ、オーストラリア、中国などで栽培されています。日本では山形県を中心に栽培が見られます。
●高さ約1m、茎は太さ7〜8cm、7〜15分枝する。7月上旬に分枝の先端に鮮黄色の頭花をつけ、小花はときがたつとやがて赤色に変化する。頭花は径2.5cm〜4cm、長さ2.5cm。
●染料の原料となる部分はベニバナの花弁です。この花弁には、赤い色素と黄色の色素が含まれており、通常はこの赤い色素のみを染料とします。これで染め出した色を昔の日本では「くれない」といっていました。
●山形県はベニバナの産地として有名。特に最上川のほとりのベニバナは日本一で、江戸時代には酒田港から江戸や京都、大阪へ運ばれ、女性の口紅や化粧品の染め料として高く売れました。
●ベニバナは別名「クレナイ」とか「スエツムバナ」とも呼ばれています。源氏物語で鼻の赤いみにくい女を「末摘女」と名付けたとあり、花の先が赤くなるベニバナを掛け合わせたのでしょう。
●明治になって化学染料が出回っています。そのため山形のベニバナは染料ではなく、ベニバナ油として変身しています。
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