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花の豆知識
バ  ラ
●ばら科 常緑低木
●Rosa hybrida
●ヨーロッパから西アジアが原産地。19世紀以降、膨大な数の品種が作られました。
●バラの花は世界中で花の中の女王格とされます。ギリシャ神話では、美の女神・アフロディアの象徴とされ、観賞用や香水の原料として紀元前2000年代からすでに栽培されていたという。古代バビロニア、シリアなどでは、宗教儀式にバラの花を床の上にまき散らして、その場を清めたともいわれます。宴で貴族の娘達は、バラの花の王冠で髪を飾り、バラの香水をつけ、愛と純潔を示すバラの花束を男達からプレゼントさせました。
●かのナポレオンが愛するジョセフィーヌのために、寝室の床一面にバラの花びらを敷き詰めたというのは有名な話。
●西洋バラに対して、東洋のノバラが主流。平安時代初期には、中国からたくさん輸入されました。その中でも有名な花はコウシンバラ。別名「長春花」とも言われるように、初夏ばかりか、美しく長く一年中咲く。日本のノバラは一重咲きだが、コウシンバラは八重咲きで、中国の四川省か雲南省あたりが原産地です。
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