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花の豆知識
アジサイ
●ゆきのした科 落葉低木
●学名 Hydrangea macrophylla
●日本で生まれた園芸品種。北海道南部、本州、四国、九州に分布。湿気に富む肥沃地を好み、観賞用として広く栽培されています。繁殖はさし木と株分けにより、さし木は3月、株分けは3〜4月頃に行います。
●株立ち状で高さ1〜2m。葉は対生、有柄で葉身は広卵形または楕円形で、葉先は鋭尖、縁に三角状の鋭きょ歯があります。花は6月頃から8月頃まで次々と開きます。
●鎌倉の明月院やJR東海道本線「三ケ根」駅近くの本光寺のアジサイは有名。
●アジサイは別名「七変化」とか「オタクサ」ともいわれます。アジサイのアジは古くは集めるという意味の言葉。サイは青色を表します。七変化とは、開花より終花の間、七回ほど変色するのでつけられました。種類が多く、アジサイのほかにヤマアジサイ、ガクアジサイ、タマアジサイ、コアジサイがあり、外国産のもの「ハイドランジア」と呼んでいます。最近は国産が少なくなり、ハイドランジア種の西洋アジサイが主流となっています。
●アジサイは古代にはアズサイと呼んでいた。アズ (集る)サイ(真藍) の意味で、『万葉集』に「ものを言わぬ木のなかにすら、アジサイのような、移り気なものがある」という歌がでています。
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