上杉治憲(のちの鷹山)は17歳で名門上杉15万石の第９代藩主になった。しかし藩は借金が膨大で破産状態だった。側近の佐藤文四郎に命じて、冷遇されている有能な人材を集める。登用した竹俣当綱らに鷹山は藩政改革を立案させ、改革を実践に移す。1人員削減、虚礼の廃止と同時に教育や殖産興業には資金を投じる。だが、先代から仕える重臣たちの支持を得られず、やがて対立は激化して、鷹山は千坂高敦ら７人の重臣に改革を非難する訴状を突きつけられる。しかし、藩臣らの支持によって重臣らが裁かれる。鷹山の改革は人々の心の改革することであった。幾多の困難を乗り越えて藩の窮状を立て直す。