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○1998年(平成10年) ○テレビ東京
○脚本/塙五郎
○時代/戦国時代
○出演/真田幸村(松方弘樹)/淀殿(秋吉久美子)/お初(若山幸子)/お江の方(南野陽子)/猿飛佐助(西村和彦)/霧隠才蔵(国生さゆり)/由利鎌之助(京本政樹)/海野六郎(河原崎建三)/筧十蔵(尾美としのり)/三好清海入道(デーブ大久保)/三好伊三入道(前田淳)/望月六郎(沖田浩之)/穴山小助(菅原加織)/根津甚八(若山騎一郎)/玄斉(菅原文太)/島津家久(里見浩太朗)/千姫(遠山景織子)/豊臣秀頼(山本耕史)/真田大助(目黒正樹)/寒松院(幸村の生母)/(草笛光子)/大蔵卿局(宮下順子)/北政所(二宮さよ子)/お市の方(中野良子)/織田信長(夏八木勲)/織田有楽斎(芝本正)/つぎ(水島かおり)/孝蔵主(本阿弥周子)/上杉景勝(石立鉄男)/伊達政宗(峰岸徹)/本多忠勝(潮哲也)/大久保忠隣(伊藤敏八)/浅野長政(川合伸旺)/藤堂高虎(峰蘭太郎)/北条氏直(谷口高史)/石田三成(西田健)/大谷吉継(若林豪)/長束正家(伊藤高)/安国寺恵瓊(梅沢昇)/蜂須賀小六(中田博久)/大野治長(田村亮)/後藤又兵衛(立川三貴)/木村重成(伊東貴明)/片桐且元(睦五朗)/加藤清正(小林勝彦)/福島正則(岩尾正隆)/柳生宗矩(勝野洋)/柳生利厳(冨家規政)/服部半蔵(遠藤憲一)/真田信幸(前田吟)/小松姫(岩本千春)/豊臣秀吉(中村嘉葎雄)/徳川家康(津川雅彦)/徳川秀忠(倉田てつを)/春日局(山下容莉枝)/真田昌幸(丹波哲郎)ほか |
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第一部 「本能寺炎上!信長に挑む反逆児」 織田信長が本能寺の変により倒され再び動乱に。信濃上田に小国を築いていた真田家は振り回される。徳川に仕えるとの申し出を断られた真田昌幸は兄・信幸と弟・幸村に、光秀を倒し柴田勝家を攻める秀吉援軍を命ずる。
秀吉はお市の方の救出を幸村に命じたが自害されてしまう。三人の娘の茶々、お初、お江を助け出し、幸村は淀との運命的な出会いを果たす。
天下制覇を目指す家康は、目障りな真田を倒すために上田城を攻めるが、幸村らのゲリラ戦で敗北を期す。家康を敵に回した真田は、かつての敵・上杉景勝と手を組み、幸村は人質として春日山城に送られる。 |
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第二部 「秀吉死す!恋の仇は天下人」 小国武将の倅にすぎぬ幸村が、茶々を嫁にくれと秀吉のもとに乗りこむが、あっさり断わられる。茶々は側室になることを秀吉から求められ、幸村と逃亡。大阪城を脱出した二人は、追手に捕らえられてしまい、幸村は死刑を宣告される。愛する人を守るために、茶々はやむなく秀吉の側室になることを受け入れる。
秀吉の北条追討に真田軍も活躍。幸村への褒賞として, 秀吉の口ききで直臣大谷刑部吉継の娘・つぎとの結婚する。
茶々は秀吉側室淀殿として 一子鶴松をもうけるが3歳で亡くしてしまう。その悲しさを忘れるためにも秀吉が朝鮮出兵を決意する。
淀は再び秀吉の男児を出産。お拾と名付けられ、秀吉はお拾を溺愛した。そのため関白職の秀次が邪魔となった秀吉は甥である秀次を切腹させてしまう。
その後、お拾は秀頼と名を改め凛々しい少年に成長していった。しかし年老いた秀吉が病に倒れる。幸村を枕辺に呼び、秀頼を頼むと遺言をする。 |
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第三部 「対決!関ヶ原父子兄弟、敵味方」
秀吉の死後、秀頼中心の新しい豊臣政権を石田三成が動かしていた。一方家康は、天下覇権のため秀吉の遺言を無視した動きを始める。そこで三成は家康暗殺を企てるが、逆に家康家臣・服部半蔵らの襲撃に遭う。追われた三成は家康に庇護を求め、佐和山城に引退する。代わって家康が大坂城に入った。幸村は佐和山城に引き篭った三成を味方することになる。
家康は豊臣家に反逆する上杉景勝を征伐する大義名分で大坂城を出発する。その機を狙って三成は兵を挙げ、全国の大名に徳川討伐の出兵を求めた。
三成挙兵の報告を受けた家康は、諸将の去就は各々の判断にゆだねると言う。福島正則や藤堂高虎をはじめ諸将は石田憎しと、家康に味方することを誓う。だが真田家は重大な話し合いのすえ、父・昌幸は「信幸は家康につけ。わしと幸村が敗れても、真田の家は残さねばならぬ」と、親子兄弟互いに別れて闘う道を選ぶ。
徳川軍は江戸城から二軍団に分かれて西上した。東海道は総大将家康軍、嫡子の秀忠軍が中山道である。秀忠は途中の真田家も滅ぼそうと上田城を攻めるが奇襲戦法で大損害を被る。秀忠はやむなく上田城攻略をあきらめ急ぎ西上することを決定したが、この足踏みで関ヶ原戦に間に合うことができなかった。
だが関ケ原の戦いでは一日にして西軍が敗北する。三成は捕えられ斬首。三成にくみした大名たちも取りつぶし。信幸の嘆願もあり昌幸と幸村は高野山配流となった。 |
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第四部 「風雲!真田十勇士・佐助、才蔵吠える」 高野山の麓の九度山に居を定め、幸村らの新しい生活が始まる。家康の幸村への警戒心は強く、当地の領主浅野幸長は常時部隊を派遣し、監視を続けていた。このときに真田十勇士が揃う。妻のつぎは貧しくなった真田家の家計のやりくりを一身に引き受けていたが病死する。
淀は高野山参詣を名目に幸村に逢いにいく。だがこの事実を知った柳生宗矩は二人の出会いを阻止し、更に九度山の昌幸を襲った。昌幸は天下が再び騒乱となることを予言し息絶える。
慶長16年、18歳になった秀頼は二条城で家康と会見する。70歳を超した家康は若武者に成長した秀頼に不安と恐怖を感じ、急いで豊臣の息の根を止めることに着手する。落慶した大仏殿の鐘銘「国家安康 君臣豊栄」に言いがかりをつけ、豊臣滅亡へと追い込む。 |
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第五部 「激闘!大坂冬の陣・幸村ついに起つ」 秀頼の呼びかけに応じ大坂城には続々と牢人たちが集ってきていた。幸村は村人たちを集めて亡き昌幸の法要を催し、それに紛れて脱出に成功。幸村を慕う十勇士も再び集結。晴れて大坂城に入城する。秀頼が出迎え三千の将兵を与えるとねぎらった。再び淀と対面し、戦に反対する淀に対し、幸村は愛しい人を守るために戦う決意を語る。
淀の乳兄妹大野治長が大坂方の筆頭参謀であったが、嫉妬によって幸村に対する評価を歪めていたのだ。兄の信幸が徳川方にいるため内通の疑いを持たれるなど、幸村は大坂方では孤立する。幸村は小さくても独自の戦場が必要だと考え、大坂城の南側に砦を設けることを申し出て、出丸を構築した。世に名高い真田丸である。
家康が福島方面を船で巡視する情報をつかんだ幸村は, 家康暗殺を決行する。 |
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第六部 「決戦!大坂夏の陣・狙うは家康の首」 家康は影武者を使い危うく何を逃れた。幸村は伊達政宗や島津家久を味方につけ、また徳川内部であたかも裏切りがあったように見せかける策略を次々と敢行。徳川軍を混乱に陥れた。
怒った家康は真田丸を落とそうとの総力を結集して攻撃を仕掛けた。だが幸村方の大筒鉄砲の攻撃で攻めることができずに敗走する。家康は持久戦に持ち込み、三百門の大砲で城に砲撃を仕掛ける。夜も続く砲撃に城中の女たちが動揺し、幸村が反対する中に、和議がまとまる。家康は, 講和の条件を無視して大坂城の外堀に続き、三の丸二の丸も埋めてしまい、裸城とした。冬の陣は終結した。
大坂城からしめ出された幸村一行は駿府城に戻った家康の暗殺を試みるが失敗。そんな最中、淀は母・お市の方が亡くなった北之庄城に向かい幸村と再会。仏門に入る決意を翻し、強く生きることを決意する。
再び大坂城に入った幸村は、他の合戦すべてに敗れても、 家康だけは討ちとるという策を献ずる。大坂夏の陣が始まり、真田勢の奮闘が繰り広げられる。それぞれに分かれた勇士たちは、自らを″幸村なり″と、叫んで壮絶な死を見せる。最後に幸村も家康本陣に斬り込むが、遂に力尽きて斃れる。 |
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