第一部「野望編」 第二部「愛憎編 　戦乱の世。浪人・山本勘助（里見浩太朗）は、幾多の合戦を渡り歩くも負け戦続きで、顔は焼け爛れ、全身刀傷だらけであった。勘助はある時、息子・晴信（後の信玄）に甲斐国主の座を追われた武田信虎に、晴信暗殺を命ぜられる。それを利用して武田晴信の元で軍師に取りたてられた勘助は、晴信が攻めあぐねていた妹の嫁ぎ先・諏訪も攻め落とす。美しい諏訪の由布姫を燃え盛る天守から救い出した勘助は、姫に惹かれながらも晴信の側室に迎え入れる。やがて晴信との間に嫡男が産まれるが、姫はその成長を見届けぬままにこの世を去る。愛を失った勘助は残された息子・勝頼を武田家の跡継ぎに据えるべく風林火山の旗を勝頼の初陣に贈り、ついに宿敵・上杉政虎（後の謙信、高嶋政宏）との川中島の合戦にのぞむ・・・。 （時代劇専門チャンネルより）